この本はどういう視点で読めば良いか迷う。
著者らはおそらく、ノンフィクション(教養書)と
位置付けていると思うのだが違う解釈も成り立つ。
それは、SF(サイエンスフィクション)や
ファクション(虚構と現実が織り交ざった小説)、
と同じ世界観を持っているからである。
「火の鳥」「風の谷のナウシカ」「イティハーサ」は、
日本を代表するSF(サイエンスフィクション)マンガと思う。
本書は、これらの作品と通ずる世界観を有している。
SFファンである私は、これらの作品は大好きであるので、
本書をこれらのSF作品の解説書と思って読むと、大変面白い。
だが別の立ち位置で読むと、胡散くささを感じるのも確かだ。
著者らはこの辺は気にもしていないと思うが、
結果的に読者に与える影響は多岐にわたり、
本来の”世の中を良くしたい”という主題から離れた解釈も
成り立ってしまう危険性を孕んでいる。
例えば、本書が早川書房から刊行されてのであれば、星5つをつけたい。
ただ本書を推薦図書として、社内斡旋するのはどうかと思う。