3月11日、東日本大震災。被災者を一刻も早く救済し、生活再建のために自分にできることをしたい、と多くの人々が思っています。
しかし、現実の政治ではそういう国民の思いとかけ離れたことが行われ、被災者の救済は遅々として進んでいません。
いったいそれはどうして?
この疑問にこの本は答えてくれます。タイトルにあるように「資本の論理」=大企業が儲ける、ということが邪魔をしている。
「惨事便乗型資本主義」なんて言い方もでてきていますが、まさにこの震災を、かっこうのもうけ口としてねらっている大企業・財界。彼ら自身(経団連・経済同友会など)の出している文書を分析して、暴き出しています。
この資本の論理を乗りこることなしに「人間の復興」はない。
著者は最後の章で「政治に強い市民になろう」と呼びかけ、学習の方法まで手引きしています。
この難局を乗り越えるために、知るべきことが詰まっている一冊です。