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人間の器量 (新潮新書)
 
 

人間の器量 (新潮新書) [新書]

福田 和也
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

優れた人はいる。感じのいい人もいる。しかし、善悪、良否の敷居を超える、全人的な魅力、迫力、実力を備えた人がいない。戦後、日本人は勉強のできる人、平和を愛する人は育てようとしてきたが、人格を陶冶し、心魂を鍛える事を怠ってきた。なぜ日本人はかくも小粒になったのか―。その理由と本質に迫ることこそが、日本人が忘れたものを再認識させ、人生を豊かにしてくれるのである。

出版社からのコメント

なぜ、日本人はかくも小粒になったのか

無私、反骨、強欲、豹変、挺身......

先達の器量に学ぶ人間論


登録情報

  • 新書: 191ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/11)
  • ISBN-10: 4106103400
  • ISBN-13: 978-4106103407
  • 発売日: 2009/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いまひとつ 2010/2/15
形式:新書
読後、「器量」に対する認識が高まったとは言い難い。
偉人の例を出して器量とは何かを探っていくのはわかるのだが、偉人伝の羅列のようになっている。結局は「器量」とは結局説明するのは難しいということはわかるのだが、それでは「器量」について論じたことにならない。
また、器量を大きくするための方法論では、戦争や貧困、死が身近になくなったのが器量が小さくなった一つの大きな原因としているが、それらを最小限にしつつも忘れないように生きるためにはどういう社会にしたらよいか、具体的な提案には欠けている。
 著者の熱意は伝わってくるのだが、物足りない点が多くて、久しぶりに本にかけたお金が惜しくなった1冊。
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25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「かつての日本人の生き様の喪失」に関して、その功績と弊害を挙げています。

器量が培われたその当時の背景として、戦争と貧困による身近な不幸を大きな原因として捉えていますが、

誤解を与えないように丁寧に書かれています。

第一章では教育と時代背景をもとに、国内外に至るまで、平板ではない人物像を評価する事の大切さを説いています。

つまり、「人というのは、複雑で多面的な存在(途中省略)という当たり前の事が、今の世間から、完全に抜け落ちているのです。」

と本文中にもある通り、能力の有無や印象の善し悪しという一方的な薄っぺらい物差しのみで人を判断する傾向にある事への警戒です。

器量の大きかったと言われている、歴史上の人物を例に第二章は進められています。

しかし、ちょっと例が多すぎて、この第二章がタイトルからかけ離れ、「偉人伝」になってしまった気がしました。

そして第三章では、器量を大きくする5つの道を提案してますが、説得力がないように感じて、あまり印象に残っていません。

なので、全体的に良い本だとは思うのですが、上記の理由で☆は3つです。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
近世から近代にかけての日本についての著作を盛んに著している文芸
評論家の福田和也。福田がなぜこうも何度も古を振り返るのかというと、
まさに温故知新。かつての日本にできていたことが、なぜに現代日本に
はできないのかという嘆きと怒りが彼の著作からはいつも満ちている。

そんな福田が本書で嘆くのは、「なぜ日本人はかくも小粒になったのか」。
その背景にはもちろん、近代の政治経済、文学の分野にて躍動していた
「小粒でない」偉人たちへの憧憬の念が裏書きされていることはいうまで
もない。本書はいわば明治・大正・昭和の偉人伝だ。

だが本書を通覧して、氏が考える「器量の大きな人間」がどんな定義で括
ることのできる存在形式なのかは、判然としない。本書がとりあげる「偉人」
たちには、博覧強記な他を寄せ付けない人物もいれば、気配りのよくでき
た人物、または俗物でどうしようもなく卑小にしか思えない人物までも登場
する。登場する全員を貫く共通点は、一見見いだせない。

しかしよく考えれば、それは当然のことなのかもしれない。本書が探求する
「器量の大きさ」とはいわばカリスマ性のある「スゲェやつ」のことなのだ。
「スゲェやつ」とは、そうなるための条件付けできるようなタイプの者では当
然ない。一方で学力や収入の高低など、そういった垂直方向の評価軸でし
かものを計れず、また自身もその評価軸でしか評価され得ない存在。それ
こそが、平成の世を闊歩する「小粒」民なのだ。

著者は考える小粒になった理由はいたって単純なものなのだが、評者とし
てはもう少しそれを考えてみたい。そこには少なからず、ネットの普及という
ものがあるんじゃないだろうか。ネットで人は即座に「世界」と接続できるよう
になった。つまり、いつまでも「井の中の蛙」ではいられなくなった、という状
況がある。評者が考える数少ない「器量の大きな条件」のひとつは、この「身
の程を知らなさ」だと、思うのだ。
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最近のカスタマーレビュー
「器とは何か」は結局ぼやけたまま。もう少し明確な器量人像を提示してもらいたかった
「なぜ日本人はかくも小粒になったのか」という問題意識を土台に書かれている。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 奥平太郎
俺も見習わないと
この本で主張されている人間の器量とは、一言で言ってしまえば、いかに他人のことを思いやりながら生きていけるかということにつきるのではないだろうか。つまり、自己中心的... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: godhand
人物の「器の大きさとは、何か」を学ぶ。
人を評価する時、「あの人は器が大きい」という表現を使う。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ビタミン・トム
人間の器量について考えさせてくれる、さらっとしたレクチャーという感じ
司馬遼太郎「坂の上の雲」を読み、こんなにも優れた人物が明治にはいたのか、... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ゆみ
時代の風
本当に日本人は小粒になっているのだろうかというのが一点。さらに本書では、西郷隆盛など歴史的に傑出した人物が紹介されているが、その時代背景の中では庶民にいたるまで豪... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: health
人に大きくしてもらった器、今度は別の人の器を大きくしたい
 この新書の要約は、だいたい、次の二文につきるのではないか。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/19 投稿者: 燈台守の卵
もともと、筒井康隆氏に持ち込まれた企画
「人間の器量」
と言うタイトルで、書いてくれと言う企画は
新潮社から、筒井康隆さんのもとに持ち込まれていたが
「断った」... 続きを読む
投稿日: 2010/3/29 投稿者: Gori
博識になれる、それも凄い知識!それだけでも必読、楽しい。
デビュー作はびっくりする出来だったが、以来、博識だけどいまいちだなあ、って思っていました。読者をだます技術が下手というか。単なる博識ではない着眼点のすごさがあるか... 続きを読む
投稿日: 2010/3/7 投稿者: 古本屋A
器量はヨコの尺度?
本書の筋は・・・

大成した著名人数名の挿話の紹介と解釈、
貧しさ→ハングリー→成功... 続きを読む
投稿日: 2010/2/11 投稿者: LOSER
参考にはなります
歴史上の人物を挙げ、それぞれの主たるエピソードと逸話の掲載があり、導入書としては非常にためになります。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/10 投稿者: rice1
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