新学期、クラス発表の春、ワクワクドキドキな気持ちを覚えていますか。
「クラスが変わっても、いつまでも友だちでいようね」と言っていた4月、夏休みの頃には、そんな言葉がなかったかのように、新しいクラスメイトとの日常生活を楽しんでいる。
小・中・高校と、そんな思いの繰り返しから、人間関係に及ぼす空間に関心を寄せていました。
その問い掛けに、明確に答えてくれた本書です。
目次から、
p93 道と道路
p105 さすらいあるきの小道
p117 家屋のやすらぎ
p217 気分づけられている空間
p241 人間の共同生活の空間
特に忘れられないのは、p96の「大規模な道路建設の背後にあるふたつの原理が認識される。すなわち、支配権力と計画である。」の言葉である。
夫婦の愛情を育てる間取り、子育てに良い空間、地域社会の人間関係に及ぼす都市計画、会社内を活性化する間取りなどを考えると、『人間と空間』が述べている内容から、「多大な思考の広がりと深みある考察」に魅せられると思います。
この本を読んだ頃、小さな文字を気にすることはなかったけど、50代になって、この小さな文字に抵抗感があります。
しかし、20年の時を超えた今、本棚から手にしても、歴史に残る貴重な1冊です。