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人間とは何か (岩波文庫)
 
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人間とは何か (岩波文庫) [文庫]

マーク トウェイン , Mark Twain , 中野 好夫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

老人と青年の対話の形で書かれたマーク・トウェイン晩年の著作.人生に幻滅している老人は,青年に向かって,人間の自由意志を否定し,人間は完全に環境に支配されながら自己中心の欲望で動く機械にすぎないことを論証する.人間社会の理想と,現実の利己心とを対比させつつペシミスティックな人間観で読者をひきつけてゆく. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

人生に幻滅している老人は、青年にむかって、人間の自由意志を否定し、「人間が全く環境に支配されながら自己中心の欲望で動く機械にすぎない」ことを論証する。人間社会の理想と、現実に存在する利己心とを対置させつつ、マーク・トウェイン(1835‐1910)はそのペシミスティックな人間観に読者をひきこんでゆく。当初匿名で発表された晩年の対話体評論。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は、構造主義文学の先駆である。
読んでいて、S. フロイトを思い出した。
そういえば、M. トウェインとほぼ同時代を生きた彼も、
「人間は決して自分自身の家主にはなれない」というような事を言っていたなあと。
初めてその言説に触れた時、「ふーん?」と首を傾げたものであったが、
読み終えて、ようやくその意図する所が理解できたような気がした。

トウェインは、人間は機械と同じだと言い切る。
気質の影響こそ認めるものの、人間の行動はその遺伝性と生息地、交際関係などから
齎される外的力に動かされているだけである。
つまり、人間は自分自身を支配する力を持っていない。
故に、人間は「自己中心の欲望で動く機械にすぎない」のである。

本書は、老人と青年の対話式になっていて、
こうした結論に対して純粋(純朴?)な青年がしぶとく抵抗するといった流れになっている。
そして、結局は老人に丸め込まれてしまう。

青年はこれでもかと、人間の長所に関する美談をもって老人と闘う。
が、それらの幻想はすべて、「自己中心の欲望」に帰着するとして片付けられる結果となる。
青年の挑戦に対する老人の回答は、どれも説得的である。
少なくとも、私はこの老人を喝破することはできない。というよりか、同感である。

確かに、本書を読むと、陰鬱な気分になるかもしれない。
しかし、一度くらい人間に絶望した人間の話を聞いてみるのも悪くない。

実社会に身を置くと、「何でこの人は自分の事しか考えられないんだろう!」とか、
「頼むから、他人の事も考えてくれよ!」とストレスを感じる事しばしばであろう。
でも、こうした人間の本性というものを心得ておけば、
少しは懐が深くなり、人に対する眼差しも変わるのではないか。
そう思えたら、儲け物である。

それにしても、『何か』シリーズは瞠目させられるものが多い。
阿部勤也『「世間」とは何か』、網野善彦『「日本」とは何か』、岡崎久彦『戦略的思考とは何か』、
西崎文子『アメリカ外交とは何か』、E.H. カー『歴史とは何か』など、挙げると切りがない。
嗚呼、教養って素晴らしいですね。。。
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33 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人間とは何か 2003/7/24
By hikoiti
形式:文庫
マーク・トゥウェインがニヒリスティックになった時期に書かれた作品。
トム・ソーヤの冒険やハックルベリー・フィン冒険と同じ作者が書いたなんて自分は言われなきゃ絶対にわからなかったくらい方向性が違う本です。

この本を読んで自分なりに人間について考えさせられました。読みやすく内容がわかり易いために、やや傾倒してしまい少し凹みました。

学生のうちなら読んで傾倒しても大丈夫だとは思いますが、年齢が高くなってから傾倒してしまうと、鬱のデフレスパイラルに陥るかもしれません。といってもそこまで強烈な影響力をもっているわけではないとは思いますが。

本全体としてはかなり面白いです。読むのには時間はあまりかからないでしょう。

アメリカ的というか唯識的な発想のロジックは!行き詰まりやすいと思いました。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
単純に言えば「自分は自分以外の何かから構成されていて自分には選択の余地はない」という
ことを述べた本。
アメリカ人の書いた本らしく、結論は最初に提示され、後は全てその説明になっている。
文章は短く、簡単で理解しやすい。反論できないしっかりとした理論を打ち立てている。

例えば、
・人生って言うのは悲しいものなんだ
・人生って言うのは楽しいものなんだ
みたいな事をどちらも否定できないように、この本の内容も一面否定できない。
そういう理屈をもっていない人間が読むと、かなりショックを受けるかもしれないので、
若いうちに読んでおいた方が適するだろう。読んでおけばそういう考え方が
できるようになるという意味では貴重な本だと思う。

これを読んでからトムソーヤやらを読むと、少し違った物語が読めると思う。
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同じ作者の『不思議な少年』を読んでから、こちらを読んだ方がわかりやすいと思います。... 続きを読む
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「人間のあらゆる行為は、まず己を満足にするために行われる」... 続きを読む
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人生に疲れたらこの一冊!!
タイトルの通り、人間とは何かという命題について老人と青年との対話という形式で論じられる本。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/26 投稿者: 八雲佐助
自問自答のお供に
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真実を書いた本だと思います
非常に好きな本です。
人間の心理とか倫理とか宗教だとかが、全て一つのシンプルな結論に収束させ
られるすばらしい法則が書かれてます。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/30 投稿者: 茶葉
死ぬまでに1回は読んだ方がいい。
人間則ちこれ機械。
外力を受け(インプット)、処理し、アウトプット(行動)するだけの存在。
投稿日: 2009/2/14 投稿者: egoblock
人間とは、機械である
「トムソーヤの冒険」でおなじみのマーク・トウェインが亡くなる直前(というか四年前?)に書いた本。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/23 投稿者: ゆみっちょん♪
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