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人質カノン (文春文庫)
 
 

人質カノン (文春文庫) [文庫]

宮部 みゆき
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

深夜のコンビニにピストル強盗!そのとき、犯人が落とした物とは?街の片隅の小さな大事件を描いたよりすぐりの都市ミステリー七篇

内容(「BOOK」データベースより)

「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/09)
  • ISBN-10: 4167549042
  • ISBN-13: 978-4167549046
  • 発売日: 2001/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 真面目に生きる人々へのエール, 2004/11/27
レビュー対象商品: 人質カノン (文春文庫) (文庫)
級友がいじめで自殺したが、いじめグループは何の罪にも問われなかった。そのことが心にひっかかっていた充は、ある日、いじめグループの暴言につい言い返してしまう。逆上した連中から逃げようとした充は、車道に出てトラックにはねられてしまう…。本書収録の「八月の雪」は、事故で片足を失っただけでなく、それでもいじめグループがのうのうとしていることで世の中に失望し、引きこもりになってしまった充少年が、亡くなった祖父の文箱に若い頃書いた遺書を発見して、生きる意欲を取り戻すまでを描いた小品である。もとよりミステリではなく、凝ったストーリーがあるわけでもない。あるのは、現代日本が抱える問題点に正面から向き合った短編らしからぬ重いテーマと、それでも読者を勇気づけようとする、宮部みゆきらしい真っ直ぐなメッセージである。それが感動的で、読みながら不覚にも涙がにじんだ。
すべてではないが、他の作品でも、真面目に、誠実に生きている人へのエールが感じられる。宮部みゆきがベストセラー作家であるということは、日本のためになると断言できる。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 短編を超えて, 2001/10/28
By カスタマー
レビュー対象商品: 人質カノン (文春文庫) (文庫)
短編小説ではありますが、一つ一つに大きな読み応えがあります。現代社会の問題をモチーフにしたノンフィクションとも読み違える作品の数々に一気に引き込まれて読破してしまいました。中でも「八月の雪」は、戦争が人々に残す物とは何か?考えさせられました。そして戦争経験をもつ亡くなった祖父を思い起こさせる作品でした。感動しました。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 身近な場所で事件は起こる, 2006/6/11
レビュー対象商品: 人質カノン (文春文庫) (文庫)
タイトル作を含む、7編の短編が収められた短編集。

深夜のコンビニ、タクシーの中、夜の学校、通勤列車の中、などなど舞台となっている場所の設定が、現代人の実に身近な場所となっているのがうまい。

ちなみにタイトル作は、深夜のコンビニでコンビニ強盗に遭遇してしまうOLと小学生のお話。

どれもミステリーというよりは普通の小説という雰囲気。

「いじめ」がテーマになっている作品が多いのは、作者の関心の先が大人よりは子供、そして子供と大人の関係、大人になりきれない子供、たちへ向いているからなのだろうか。

「八月の雪」という作品が非常に好きだ。

どんな話なのかは、読んで知ってもらいたい。
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