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人生論・愛について (新潮文庫)
 
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人生論・愛について (新潮文庫) [文庫]

武者小路 実篤
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人間はなぜ生れてきたか、仕事とは、金銭とは、快楽とは、愛とは、死とは…長い生涯を通じ、人間への信頼を少しも失うことなく誠実に歩んだ筆者が深遠な命題に正面から取り組んだ『人生論』、自ら抱いた理想を空想のままに終らせず、社会のさまざまな不合理を正す「新しき村」実現へ向けて決意を語る『対話』など、理想主義の精髄とも言える15編を収める随筆・評論集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

武者小路 実篤
1885‐1976。東京・麹町生れ。子爵家の末子。1910(明治43)年、志賀直哉らと「白樺」を創刊、「文壇の天窓」を開け放ったと称された。’18(大正7)年、宮崎県で「新しき村」のユートピア運動を実践、『幸福者』『友情』『人間万歳』等を著す。昭和初期には『井原西鶴』はじめ伝記を多作、欧米歴遊を機に美術論を執筆、自らも画を描きはじめる。戦後、一時公職追放となるが、『真理先生』で復帰後は、悠々たる脱俗の境地を貫いた。’51(昭和26)年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 386ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1969/11)
  • ISBN-10: 4101057133
  • ISBN-13: 978-4101057132
  • 発売日: 1969/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tks
形式:文庫
「真理先生の遺書」「小さき寂しさ」が秀逸です。
最近の薄い「ポジティブ・シンキング」本が束になってもかなわない、
人の生き物としてのポジティブさがあります。

世知辛い世の中、何かに迷ったときに読むと、人を信じる気になれるような
気がします。

気恥ずかしくて心の中からも忘れられていた、「自己を高める」ことの大切さも感じさせられ、爽快な読後感でした。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人生の教科書 2010/7/29
By yasumo
形式:文庫
本当にこの年(24)でこの本に出会えて良かった。
今まで色々なものに触れてきて、
ものの考え方とか価値観とかが徐々に形成されてきたと実感するこの時期に、
忘れかけていた大切なことを思い出させてくれたり、
やっぱりそうだよなと再認識させてくれたり、
そういう考え方や感じ方があるのかと知らしてくれたり、
とにかくこれから生きる上で大切なことがたくさん書いてあった。
迷える同世代の人に是非とも読んでもらいたい。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ロビン トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 自然主義の芸術に抗し、理想主義や道徳を標榜する白樺派の中心として、志賀直哉らと共に活躍した文豪武者小路実篤の随筆・評論集です。ちなみに本書の題字は実篤の筆だそうです。その人柄が実によくにじみ出た、恬淡でかつ丁寧で、つよい一徹さを感じさせるいい字だなと思います。

 内容としては、表題の「人生論」「愛について」の他に「新しき村に就いての対話」「東洋と西洋の美術」「人類の意志について」「画と文学」など、計15テーマの随筆・評論が収録されています。多産で幅広い実篤の作品の中からバランスよく選んであるのではないかと思います。ただ、この新潮文庫のものは文字が小さい仕様なので、少し読みにくい人もあるかもしれません。お気をつけください。
 私はある程度はっきりした流れの見える小説作品『友情』や『真理先生』の後にこちらを読んだので、随筆は全体に内容に重複が多く、やや訥々としすぎて冗漫な印象も受けましたが、全編実に実篤らしい楽観主義に満ちており、強い信念に裏付けられたその前向きな姿勢に元気付けられました。

 「根と実」や「花と人間の美しさ」など、何でもない日常の中での所感を綴った短い随筆なのですが、実篤はひとと同じ風景を見ても、その現象の「奥にあるもの」にまで観察の糸をググッと伸ばして思索をし、そこから独自の考察と表現をしており、一流の文学者はやはり違うなあ・・と思わせられました。
 また「人生論」には人生の良き先達からの温かな助言が詰まっており、「幸福をつかむのを恐れるな。だが不幸を又ごまかすな。正面から耐えて進むのが、若者らしい」等、励まされる名言だらけです。ふと気づけば私はトルストイ門下の方にはお世話になることが多くて、ロマン・ロランにも随分励まされましたが、実篤にも大変勇気付けられます。感謝。

 個人的には、実篤入門書としては本書をあまりお勧めしません。随筆や評論では、実篤の本領がどうも伝わりきらないように思うからです。ですので出来れば小説をいくらか読まれてから読まれることを推奨いたしますが、こちらを先に読みたい方は、もちろんご随意に。

 
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