修身教授録の森先生が特に青年に向けて書かれた本。
昭和38年当時に「学歴偏重社会の中で、悩みながら働いている若い人たち」を対象に書かれているのだが、内容は至って普遍的であり、修身教授録をまだ読まれていない方は、この本を先に読む方が読みやすく森先生の素晴らしさがわかるだろう。この本でも勇気づけられるお言葉が多数。
「秋になって実のなるような果樹には
春、美しい花の咲く木はない」
今まさに青春を謳歌しているであろう、勤労青年に対しての言葉。芍薬や牡丹のように花は美しくなくとも、人生の秋の時期に収穫ができればよいのです、と。そのためには、花が咲く青春の時期に美しくある必要はないでしょうという、先生の素晴らしい言葉。こういう先生から教えていただくと、その後の人生に大きな違いが出る。
そして先生の真骨頂。
「人生二度なし」
この事実に先生は35歳になってやっと気がついたとおっしゃっている。
この事実を「腹」から理解している人がどれだけいるか。
かくいう私もまだわかっていない。
「明日でいいか!」
などというのは、全くわかっていない証拠なのだろう。
先生、まだまだ教えていただかなければいけないようです。