「この本で相対論は学べません。ましてや人生は学べません。でもちょっぴり楽しくなれるかもしれません。」
と帯に紹介されていますが、ある意味人生を学べ、ちょっとどころかかなり楽しくなりました。
購入当初はお値段の割にページ数が少なめの印象だったのですが、毎ページ濃密にクスッと笑える所があるので、ページがなかなか進みません。
注釈が多いのですが、その小さい文字の隅々まで読まずにいられませんでした。
そう言った意味ではお値段、見た目以上に相当楽しませてもらいました。
内容は研究者生活を通じた国内外での体験談、研究仲間や家族との交流が中心で、
著者の故郷である高知県も登場します。
時々出て来る数式や専門用語に、「あ、そうだった。理学博士の著書だった」ということを思いだします。
私が本屋さんだったら、物理コーナー、エッセーコーナー、お笑いコーナー・・・どの棚に置けば良いのか、かなり分類に悩むと思います。
また、弾けた内容にしては、少し落ち着いた装丁と思います。
そのような理由で、この本が読者の目にふれる機会が少ないのであれば、とても残念な事だと思います。
このような先生に若い時に出会えていたら、迷わず理系の道を選んだのに、と思います。
老若男女にお勧めです。