分かりにくいと言われるクリシュナムルティですが
(私もそのように思っていましたが)大野氏の
何が何でも、読者にクリシュナムルティの教えを
理解させようという気迫を感じる解説があとがき
にあります。
クリシュナムルティが指摘する、
「思考者」と「思考」の一致、
「経験者」と「経験」の一致、
「観察者」と「観察」の一致
の意味が今まで、理解できなかった方におすすめします。
P300-P307 は、まさに「珠玉」の解説と言っても言い過ぎ
ではないと思います。
私はクリシュナムルティの著作、「自由とは何か」大野純一氏訳
に出会ってから、早10年。この間、クリシュナムルティ関係の
訳書はほとんど読んだが、恐らく、教えの中核をなす
『「思考者」と「思考」の一致』の意味が分からなかったので、
この解説を読んだ時は、感慨深いものがありました。
クリシュナムルティを全く知らない人に、どれか1冊を薦めると
すれば、私は、迷わずこの本を薦めます。
個人的な希望として、大野純一氏の編訳の"片隅からの自由"
のような、クリシュナムティ関連の大野龍一氏の著作、
またはブログが出来れば、是非、読んでみたいです。