キングベアー出版さんの作品はほとんど目を通してきた私にとって、
「改訂版」というタイトル、少し抵抗がありました。
ただの焼き直しなのでは?という思いです。
しかし心配は杞憂に終わりました。
本作の序文で紹介されていたのですが、
「人生と手帳という一見無関係な2つの要素を最初に結びつけた」のが、
改定前の本作だそうです。
これには驚きました。
手帳で人生を設計するというのは今となっては当たり前。
確かに調べてみると、手帳という観点から人生に切り込んだ書籍は、
「人生は手帳で変わる」以降のものでした。
(調べ漏れがあったらごめんなさいね)
また改定の内容も、ただ事例を新しくしたり、電子機器的なツールを紹介するといった
世間一般の「改訂」ではなく、
時代は変わり続けるから、あなたの貢献をより明確にして、
自分自身を変化させ続けるしか生き残る術はない、
という提案するスタンスを「改訂」するあたりが実に知的。
そしてこのメッセージに深く共感しました。
これまでの第三世代時間管理が、
とにかく目標を立てて、それに向かって努力する。
これに対して、第四世代時間管理が、
自身の価値観、使命、貢献すべき分野を明らかにしたのちに
とにかく目標を立てて、それに向かって努力する。
ほら、第四世代が現代向きでしょ?というロジックは、
ごもっともすぎて、反論の余地がありません。
なんだか宗教臭い発言かもしれませんが、
これまで「第四世代時間管理」を実践してきた者としては、
非常に後押しされるというか、自信を得られる一冊です。
いろんな類似商品(手帳)がありますが、
こういった知的な試行錯誤の積み重ねを長年継続してきた
フランクリン・プランナーにかなうはずはないな、と感じさせれる
凄みの滲み出た一冊ですよ。