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長田さんの詩やエッセーには、素敵な本や人を紹介してくれるもの、共感を呼ぶ心の風景を語ってくれるもの、が多いと思っていたのですが、この本の場合、それにもう少し長田さん個人のもの、という色合いを感じてしまいました。素敵な一瞬だけれども、不特定多数の他人に共有できるのかどうか、と思える、そんな一瞬もあるのだよ、とどこかで思いながら、それでもそれを描いてみせてくれているような。一人ひとり、みなそれぞれの「特別」があるのだろうけれど、そんな特別を大事にしなくてはね、と教えてくれているような。
読んだ後、読み手のわたし自身が、こんな風に私の特別な一瞬をとらえておくことができたら、と思いました。自分の特別な一瞬を上手に記憶に残しておくために、素敵な人の素敵な一瞬をちょっと参考にさせてもらいましょう。
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