30年程前、ガンダムで唐突にニュータイプという言葉が出てきて「人は分かり合えるの事が出来るのか」等という
当時10代の僕には不可思議な話になっていった。それよりもロボットがチャンバラしたり撃ち合いをするのに
「かっこいい」とのんきに思っていた。
学校を卒業し会社務めをして始めて人間関係の難しさを実感した。今思えば、理想型の僕は「人にどう思われたって構うもんか」
とちょっと粋がって無理をした。そんな事にも「男の美学」等と悦に入っていた。
けれども、そのツケは年を重ねる毎に大きくなってくる。現実の様々な問題に「のんき」でも「男の美学」等とも言ってられない。
本著では人の持っている「欲求の違い」をシンプルに補助線を入れてどのようにすれば「お互いが分かり合えるのか」
という岡田斗司夫による理屈的ニュータイプ論だ。
それを、小難しい論理を並べるのではなく、具体的な小説形式(学園物)で説得力をつける
サービス精神も旺盛な「楽しめる」工夫もされている。さすがにOtaking!!
自分の「プライベート」や「ビジネス」に置き換える事で応用が利き、人生を楽にしてくれ、世の中も少しだけ良くなりそうな予感がする。
できればもっと早くにこの話を聞いておきたかった。