第1章では、回転寿司を握る寿司ロボットに始まって、手術を支援するものや、災害救助ロボット、そして人間型ロボットまで、過去から現在わたるいろいろなロボットを紹介する。すでに社会のさまざまな場面でロボットが活躍しているのにはあらためて驚かされた。
第2章はホンダのヒト型ロボット「ASIMO」を取り上げたのち、ロボットとヒトとの未来を考察。偉大な成功を遂げた技術者の一喜一憂が自分のことのように伝わる「ASIMO」開発物語は、まさに藤原氏が「試行錯誤が本質」という理科の醍醐味である。
最後の第3章は実際に高校で教鞭をとる門田和雄氏による仮想理科授業だ。この章は理科嫌いにはかなり厳しいはず。学問としては最低限のレベルであるものの、文章はまさに「教科書的」。図や写真を使うなどして、もっと噛み砕かないと中学生や理科嫌いはさすがに読みこなせないだろう。
序章で藤原氏は、本書を書いたのは日本に蔓延する理科離れを食い止めるため、と書いている。だとすれば、全体にもう少し親切な編集が必要ではないか。各章の最後にあるコラムの完成度もばらばらだ。広い視点から理科の本質をしっかり捉えた部分が面白いだけに、なおさら惜しい。(齋藤聡海) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
ロボットからは日本の科学技術の基盤と先端を同時に学ぶことができる。また、未来の日本人が世界に誇れるメード・イン・ジャパンの代表選手でもある。我々大人たちがロボットとそれを巡る環境を理解し、子供たちに楽しく分かりやすく語って聞かせることが、レベルの低下が叫ばれる理数系教育を活性化する一助となると言う。
本編では科学ジャーナリストや研究者らが、来るべきユビキタスロボット社会や、ホンダのヒューマノイドロボット「ASIMO」の開発プロセスを解説する。最終章では「ロボットを創る」をテーマに、物理学・機械工学・電気工学のイロハにも踏み込む。
今、先端科学の課題の1つは“実用化”である。技術や研究のブラックボックスを誰にでも分かりやすく公開する本書の試みは、専門家や企業の研究部門にも参考になるであろう。
(日経ビジネス 2003/09/22 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
やはり宮台氏,
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レビュー対象商品: 人生の教科書[よのなか] (単行本)
私たち周辺のことがらを例に挙げて、経営や経済の内容をやさしく書いてあります。
やはり宮台氏が書いている部分に関しては3回ほど目を通してしまいました。 到底9年ほど前に書かれた文章とは思えないです。 特にお気に入りの部分は ”この世界は無意味である。でもそこそこ楽しい。” これはすごく的を得ていると思います。 その一瞬、一瞬を悩み・歓喜する刹那的な生き方 (本の中では”強度”と読んでました) が現代人なんだと思います。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
『自分』の間口が広がる教科書,
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レビュー対象商品: 人生の教科書[ルール] (単行本)
社会科の副読本としても利用される事を前提とした一冊。テーマは「ルール」。 本書では若い世代が「ルール」と向き合っていく為のスタート地点に 自発的に立てるよう工夫されている。 過去の世代にとって自明であった『社会のルール』は、現在ではその世代にとってすら有効で無くなっている。 その中で若い世代がルールを創っていくとすれば、個人が地に足を着け意味を考えながら構築していく他に方法は無い。 『自分』の間口を広くし、『理由』の再生を図るには本書は有効な動機付けになるでしょう。
30 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生の教科書,
By カスタマー
レビュー対象商品: 人生の教科書[よのなか] (単行本)
接待やハンバーガーなど、身近な問題から社会をとらえる画期的な教科書。特に興味深かったのはドラッグの問題について触れている所だ。海外の例をあげて、どのようなドラッグ教育をすればよいのか明確な答えが示されている。本書は藤原氏、宮台氏の小気味よいタッチの文章と、他の執筆者のコラムによって構成された新しい形の教科書である。
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