最近、健康診断のGOT、GTPの数値が悪く、肝臓が気になっていたので読んでみました。肝臓を悪くするプロセスが、日頃の不摂生とストレスにあることは前からわかっていましたが、本書の話はそれより一つ高い次元から始まるところが面白く読めました。著者は、元気で長生きするためには、肝臓を守るのがまず第一で、それには免疫力を高める「樹状細胞」がカギになると指摘しています。この聞いたこともない「樹状細胞」の働きいかんで、肝臓が守られ健康長寿は約束されるというわけです。日本の医学は延命治療のような長生きの研究は進んできましたが、寝たきりで長生きしたって、喜べません。長寿大国日本もそこのところをそろそろ考え直すのにいいテキストだと思いました。しかも、最近社会問題化していたC型肝炎などのウイルスがなかなか根絶できないのも、この免疫力と大いに関係があるようです。肝臓は確かに肝心要なようです。