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人生について (中公文庫)
 
 

人生について (中公文庫) [文庫]

小林 秀雄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1978/01)
  • ISBN-10: 4122005426
  • ISBN-13: 978-4122005426
  • 発売日: 1978/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 55,018位 (本のベストセラーを見る)
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 文庫本で唯一、ベルクソン論へと発展した「感想」が所収されている。そこが他の小林作品の文庫本との大きな違いだ。この文章だけでもこの本を買って読む価値は大いにある。そこでは「童話的経験」と称して、大きな蛍火となった亡き母の魂との邂逅が描かれている。日本の近代で最高の批評的知性が、超常現象についてあからさまに語った問題作である。小林は実はモーツアルト論を書いたときに、それを母親の霊魂に捧げている。それはその実在を信じたうえでの献辞だったのだ。 「感想」はその後、ベルクソンへの言及を深めていって、アインシュタインとの論争のところで未完状態で終わった。私は雑誌のコピーで読んでいたが、長らく全集にも収められないでいた(最近の新しい全集と全作品には入っている)。この本におさめられているのは第1回目掲載分だけだが、中村光夫はここに以後のテーマは提出されているのだと言ったという。その中村光夫はどうしてあんなものを小林に書かせたのだと周りから責められたらしい。ほかには「私の人生観」「セザンヌ」が秀逸。
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38 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
まさに「人生について」の小林秀雄さんのエッセイ集です。小林さんの文章には必ず「人生」が語られていて、どうも単に批評家と呼べない方だと思います。この本の中の「感想」という文章は、小林さんのお母さんへの想いが直に伝わってくるような小説じみたものです。何と暖かく深い思想なのだろう・・・読むたびに心を動かされ、つかみどころのない愛おしい気持ちにおそわれます。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
背筋が伸びる 2011/11/27
この随筆を読んで初めて知ったのだが小林さんは野球をやっていたそうだ。
さぞかしきれいなフォームで打席に立っていたことだろう。
来た球を打つ、そんな打撃ではなかったろうか。
セザンヌを語っても、本居宣長を語っても、その語り口に変わりない。
球をじっと見据え、フォームを崩さず、しっかり真芯で捉える。

現代文に慣れきってしまった私には正直わかりにくい表現もあるが、
ゆらぎのないその文体とスタンスの変わらない表明に接すると、
いつも知らず知らずのうちに背筋が伸びてしまう。
小林さんの著作は私にとって精神注入棒のごとき存在です。
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