『男はつらいよ』を観ると、いつも思う。
寅さんが家族や親戚や親しいご近所だったら、たぶん困っちゃうだろうなぁ。
でも、こころの底から困り果てているとき、寅さんが声をかけてくれたら、どんなにか力強いだろう。
見開きに、寅さんの写真と、セリフがひとこと。
寅さん、ありがとう。
そんな一冊です。
寅さん世代には、もうたまりません。
そして、そうでない世代にも、こころにしみ入る言葉たち。
写真はすべてモノクロームで統一されていて、やさしい。
解説は一切なく、出典の作品名のみ付される徹底したシンプルさ。
単なる映画からの抜粋ではなく、人生へ贈るギフトに仕上がっています。