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人民元と中国経済
 
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人民元と中国経済 [単行本]

白井 早由里
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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人民元と中国経済 + 中国における経済政策決定メカニズム―景気過熱、金融改革、人民元はどうなるのか
合計価格: ¥ 4,200

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現行レートは過小評価されているのか?将来ドル、ユーロと並ぶ、アジアを包括する国際通貨へと成長するのか?データと経済理論を駆使して生産・貿易ネットワーク・労働力などの実物面、為替レート面、金融システム面、国際通貨体制面から総合的に分析した力作。

内容(「MARC」データベースより)

人民元の現行レートは過小評価されている? 将来ドル・ユーロと並ぶ国際通貨へと成長するのか? データと経済理論を駆使して、生産などの実物面、為替レート面、金融システム面、国際通貨体制面から総合的に分析。

登録情報

  • 単行本: 308ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2004/10)
  • ISBN-10: 4532132878
  • ISBN-13: 978-4532132873
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 まさに百家争鳴といった感じの昨今の人民元をめぐる議論だが、むりやり単純化すれば次の3つのパターンに分類されると思う。
 一つ目は、本来「為替レートは市場メカニズムによって決められるべき」だが、「現在の人民元(の対ドル)レートは市場均衡レベルより過小評価されている」ので、より適正なレートに戻さなくちゃいかん、という議論。多くのアメリカや日本のエコノミストはこの立場だ。次に、確かに「現在の人民元レートは均衡レベルより過小評価されている」が、現在の中国で「為替レートを市場メカニズムによって決める」のは時期尚早なので、とりあえずそのままにしておこう、という議論。ロナルド・マッキノンなんかがこの立場だ。最後に、そもそも「現在の人民元水準は市場評価による実勢より過小評価されていない」、だから現行の対ドルレートを切り上げたり変動幅を拡大する必要はない、という議論。本書の白井さんは基本的にこの最後の立場に立つ。この結論だけ見ると、まるで日米からの切り上げ圧力に苦しい言い訳をしてしのごうとしている中国政府の立場そのままで、思わずハァ?といいたくなってしまうかもしれない。
 しかし、白井さんによれば、「人民元は過小評価されている」という通常信じらられている命題のほうこそきちんとしたデータに基づかない、恣意的なものでしかないのだ。その具体的な議論展開は実際に本書を読んでもらうしかないが、全体的に国際マクロのシンプルな道具立てのみを使っているので議論が一貫しており、非常にわかりやすい。理論的な分析を踏まえた政策的提言もかなり包括的なもので、中国のマクロ経済についての入門書としても優れた一冊だといえるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By t-globe
形式:単行本
~本書のメッセージは,中国の経済規模の拡大と米中間の
貿易不均衡を背景に高まる「元切り上げ論」「元過小評価
論」には根拠が乏しいというものである.そのために
元の適正レートの推計を試みるとともに,中国経済と貿
易に関する構造的な分析を示している.

適正レートの推計はよく知られるいくつかの為替レート
決定理論(購買力平価,アセット~~・アプローチなど)を
適用したもので,教科書に出ている理論の適用例として
も参考になる.

より重要なのは,急成長と潜在力が注目される中国経済
の実態を明らかにしていることである.例えば中国の全
体としての貿易収支動向は対米と違って穏やかであり,
中国の加工貿易自体が対米黒字の増加をもたらす構造を
持つため,対米輸出は元切り上~~げによっても減少しない
可能性が高く,貿易不均衡の改善は望み薄という.一方
中国の武器である労働コストの低さに加え,国内で失業
失業が問題になるほどの余剰労働力の存在は,通貨の切り上
げによる国際競争力の低下も十分吸収できる可能性を持つ.

その他,経済を支えるのが国有企業と外資系企業である
こと,証券市場が未発達であること,都~~市部と農村部の
経済・賃金格差が甚だしいことなどから,中国はまだ自
由経済の原則に基づく先進国リーグに参加する段階に到
達していないことを論じている.

GDPは世界第6位,「世界の工場」としての役割,北京
オリンピックといった華やかなイメージから,通貨制度
においても応分の負担を求める風潮が強い.しかしオリ
ンピック開催当時の日~~本と韓国の経済は,為替・金融制
度における規制や保護なしには成り立たなかった.中国
も今はその段階だと考えるべきだと再確認した.~

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By new133
形式:単行本
中国経済、中国元について整理した本であるが、固定相場維持が何故必要かについて、とくに金融政策との関連が弱い。フレクシビリティを増大させる必要があるのは、不胎化政策に制約があるからで、金利規制、債券市場の未整備を前提とすれば、やはり固定相場維持は経済を歪ませる要因となる。
中国当局の見方に大きく迎合している点が残念である。
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