ハウツーでなくワットイズの人殺し書。
ストイックなまでに淡々と書き連ねられた叙述には
恐怖やグロさは感じないがただひたすらに人間が「物体」であることを再認識させられる。
一通りの殺害方法や凶器、劇薬、有名な事件について過不足無く触れているのは素晴らしい。
発刊されたのが2007年ということで取り扱っている情報がまだ新鮮なのもこの本の良い点だと思う。
人体の有り得ない様態ばかりが写された本をお探しの方の腹を満たすには不十分の内容だが、
「殺人」をある一つの事象としてまとめた本としては充分。
本文の下部にコラムが設けられていたり、画像や追記で本文の補充がなされていたりと
読んでいて安心できる構成であるのも良い。