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人格障害の時代 (平凡社新書)
 
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人格障害の時代 (平凡社新書) [新書]

岡田 尊司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

医療少年院勤務の精神科医が、豊富な臨床経験を基に、この社会に広がる「人格障害」という現象を解読。現代人の心に何が起きているか? 迫りくる精神の危機は、決して他人事ではない。

内容(「BOOK」データベースより)

短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。

登録情報

  • 新書: 214ページ
  • 出版社: 平凡社 (2004/06)
  • ISBN-10: 4582852297
  • ISBN-13: 978-4582852295
  • 発売日: 2004/06
  • 商品の寸法: 2.4 x 2 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 174,496位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
金言の書 2009/5/15
形式:新書
書評を書くというのは大変責任のあることで、星1つの違いにより本の売り上げが増えたり減ったりする事を思えば、あまり軽卒な意見も言えない訳ですが。でもそうした気おくれを押してでも未読の人に伝えたいのは、今現在リアルな人格障害に係って苦しむ人にとって、この本はとても多くのヒントと示唆を与えてくれるでしょう、ということです。私は5年前にこの本を買い、1〜4章・類型とその説明あたりを眺め読みして、人格障害との闘いに明け暮れ、ほとんど敗北しましたが、やっと再生の小康を得ました。ふと思い出して頁をめくった時に、この本のありがたみをしみじみと実感しました。特に後半、5章から8章あたりに含まれる、慎重な記述から伝わる言葉の重さ。人格障害の書物は多くなりましたが、例えば眼を閉じて片足で立っている工夫のすべてを文字で伝えるのが至難なように、ある所から先は受け手の感性を働かせて対応せねばならない部分がどうしても含まれます。改善のキーワード「受容」「枠組み」なども、対応者が自分で出力調節せねばならない難しさを含んでいますが、どこにどれくらい力をかけたら良いか、又は力を抜いたら良いか、の雰囲気はこの本でつかめると思います。ただしそれには、読み手は1行1行を慎重に噛みしめる必要が有るでしょう。後半の社会論的な展開も、学究の世間よりはむしろ現実社会の混乱を見かねて書かれたように推察します。人格障害は親から子に益々伝播しやすくなっている、を親の世代は真摯に考えねばなりません。生身の人間に対する感性を育てる大切さを説いているように思いました。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
種々の社会学論は、経済学的視点、民俗学的視点、生物学的視点、などによって語られます。
色々と渉猟しましたが何か腑に落ちないというか、「なるほど」と思わせる視点がなかなか見出せずにいました。
そこで、出会ったのが本書です。
著者は精神医学の立場から「人」「人格」がどのように社会に影響を及ぼし、また社会がどのように「人」に影響を及ぼすのかを分かりやすく解説してくれています。
「人格障害」という観点で人や社会を見渡してみると、いくつもの疑問が晴れました。

ネットによると著者は、哲学科を経て医師となり、医療少年院勤務もなさっているようです。
上すべりな学問としての社会論ではなく、臨床経験にも根ざした極めて説得力のある視点に目から鱗が落ちる思いでした。

どこぞの学者さんが、テレビゲームが悪いとか携帯電話が悪いとか陳腐な社会論を展開しているようですが、本書を読むとそれらの視点がいかに偏狭であるかが分かります。
発言力のある大人や年長者が、若者を非難するのは有史以来認められてた事ですが、人格障害の観点で見ると、そうした世代間のバイアスが一気に氷解します。

ただ、得てして人は「自分こそニュートラルである」と思いがちです。
私自身、ある種の人格障害ではないかと思う節がありますが、あくまでこうした視点を持つと言うことは、社会の文脈を理解するための「道具」を持つことであり、相対的視点は見失うべきでは無いでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
89 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 人格障害という、治療対象となる心の状態について、原因、症状、治療法などを整理し、更にこれをキーワードとして現代社会を読み解こうとする試み。
 本書によれば、資本主義原理を押し立てて人間を自由にさせておけば自己愛性人格障害をもたらすし、そうかといって、前近代のように画一的な価値観で人間をがんじがらめにすると妄想性、あるいは強迫性人格障害に陥る。リーダータイプの人は演技性、あるいは反社会性人格障害の傾向があり、これに付いていく人は依存性、回避性人格障害の特徴が強いとか。なんだか、人間に関する現象の何もかもが人格障害に付きまとわれてしまっている。もしかしたら、結局、どんな状況の下でもどのみち人格障害「的」になってしまうのが人間なのだというのが、ことの真相なのかも知れない、という気さえしてきた。
 思うに、人格障害「的」な傾向というのは、なにも「治療」を必要としてはいない人にでも、誰にも認められる人間としての通有的傾向、言葉を換えればそれこそが「人間らしさ」なのではないだろうか。それなら人間の営為のすべての面について、人格障害「的」傾向を指摘することができるのも、当たり前のことだ。しかしその同じ人格障害「的」傾向が、時には「治療」を必要とするものとなってしまい、時にはそうではなくバランスをとって収まっていてくれる。それはいったいなぜなのか、そこの点にこそ関心があるはずなのだが、本書にはそういう問題意識はなかった。
 本書では人格障害的な世の中を改めて人間らしさを取り戻すべきだと結論される。しかし、もし人格障害的なものこそが人間らしさなのだとしたら、それを斥けておいていったいどんな「人間らしさ」を手に入れようというのだろうか。
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理解しやすい本
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一歩手前
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投稿日: 2007/1/12 投稿者: nobu2002
全体像が分かる「人格障害」入門書
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投稿日: 2004/8/23 投稿者: アダム・スミス
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