「覚せい剤は素晴らしい」「いざとなったら自殺しよう」
さらには、朝起きるために危険な合法ドラッグをすすめるなど、不謹慎かつ無責任な記述が非常に多く、情報を取捨選択できない人には危険な本ではある。
しかし、著者自身が受験時に不安に襲われ、
抗不安薬を服用して不安を克服した話などを含めた、実体験で心を楽にしていった記述は、筆者の熱意を感じたし、実際に今現在心の問題で苦しむ人にとっては非常に価値ある内容だと感じた。
私自身も不眠症に悩んでいたが、この本を読むまで「精神科の薬の副作用は恐ろしく、不眠のための薬はすぐに依存症になる」などと書かれた本を何冊か以前に読んでいたため、精神科に行くのをためらっていた。
しかし、この本をきっかけに精神科に行き、導眠剤を処方してもらったところ、長年悩んでいた不眠症も克服することができた。恐れていた副作用も全くなかった。
巷にあふれる「薬物療法は意味がない、薬は危ない」などと実際は安全なものにまで大げさに糾弾する狼少年みたいな本と、
「心を楽にするためには何でもアリだ」と本当に「何でもあり」を伝授するこの本と一体どっちが無責任なのだろうかと考えさせられた。