IBMの大型コンピュータSystem/630、およびオペレーティングシステムOS/360の開発チームを率いた著者が、プロジェクトで発生した問題点を詳細に分析し、ソフトウェア開発にまつわる困難と展望について持論を展開したエッセイ集。原著初版(1975年)の刊行から35年がたつ現在でも、大規模開発プロジェクトにおけるソフトウェア工学の古典として読み継がれ、多くの読者を獲得している。
とくに、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、さらにプロジェクトを遅らせるだけだ」というブルックスの法則は名高い。開発において「人員×月日」というスケジュール見積もりが適用されている問題を指摘し、ソフトウェア産業において広くいきわたっている「人月の神話」を明らかにした。
また、刊行20周年記念して発行された増訂版では、発表当時大きな議論を巻き起こした「銀の弾はない」をはじめとして、初版刊行以降に発表された著者の代表的な論文4編を収録。各方面から寄せられたさまざまな議論に対して、著者があらためて自身の見解を述べている。
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