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人形幻戯 (講談社文庫)
 
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人形幻戯 (講談社文庫) [文庫]

西澤 保彦
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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  • 著者ページ: 著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報を満載した「著者ページ」。著者の方は、「著者セントラル」へ。



商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

巨大シャンデリアの落下事件は、“意図した超能力”による犯行か、あるいは“意図せぬ超能力”によるものか?極めて情緒的な動機を、精妙な論理で解き明かす表題作ほか、いつものメンバーに、神麻嗣子の属する「超能力者問題秘密対策委員会」の“上司”神余響子も加わって美女たちの推理が冴えまくる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西沢 保彦
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手などを経て、執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞最終候補作となる。本格ミステリを愛し、パズル的要素を盛り込んだ作風で多くのファンを魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/8/12)
  • ISBN-10: 406275164X
  • ISBN-13: 978-4062751643
  • 発売日: 2005/8/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 181,768位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By キリ
形式:文庫
 チョーモンインシリーズであり、おなじみの登場人物も出てはくるけれど、視点保持者はまったくのゲストキャラばかり。なので、これまでのような雰囲気を期待して読むと、少しがっかりというか、拍子抜けしてしまうかも。新担当の怪しい動きにも進展がなく、先が気になっているファンとしては、どうももどかしい感じが否めない。もっとも、小説単品としては相変わらずの出来で問題ないでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By roccon VINE™ メンバー
形式:文庫
超能力ミステリのシリーズ短編作。

テレポーテーションやらサイコキネシスやら、マンガかアニメかという設定を用いつつ

登場人物たちはあくまで丁寧な検証と議論で犯人を導いてゆきます。

超能力を使える決まりというか枠組みがきちんとあるので、その範囲できわめてロジカルな世界で推理できるのですね。

ただ本作の登場人物は、どちらかというと事件に関わる周辺人物らの心理について、より深く考察しています。

その意味では、人間臭く生々しいドラマが展開されているわけですが、そこをシリーズのレギュラーメンバーたちが中和してくれています。

「誰が超能力を持っているのか?」がキーとなっているところが、普通の推理小説と異なってておもしろい点ですね。

私が一番好きだったのは「おもいでの行方」。ふと気がつくと、2時間の間記憶がすっぽり抜けた状態で友人宅にいた主人公のOL。

友人を捜すと、なんと殺されており、しかもドアには内側から鍵がかかっていてーーーというストーリー。

人間関係もどろどろしていて、多分に情緒的な雰囲気。ラストは見事に騙されてしまいました。
このレビューは参考になりましたか?
By トップ500レビュアー
形式:文庫
◆「不測の死体」

  昼下がりの公園、主婦が顔面に置き時計の直撃
  を受けて死亡する、という不可解な事件が起きた。

  置き時計に付着した血痕は、被害者のもの以外にもう一種類あり、後に
  被害者の自宅で殴殺されていた彼女の夫のものであることが判明する……。

  テレポーテーション能力を活かし、自らの手をよごすことをいとわず実行した計画
  殺人だったのですが、不測のアクシデントのために、あえなく失敗してしまいます。

◆「墜落した思慕」

  男子高校生が校舎の5階から墜死した。その際、
  男子高校生が空を上昇していく姿が目撃される。

  慕っていた女性教諭が事故死したことを苦にした自殺、と警察は断定。
  しかし、墜死の際、サイコキネシスが二回、“観測”されていて……。

  自殺を装って墜死させるにしても、わざわざ、
  サイコキネシスを用いる必要性はありません。

  保科は、墜死直後の状況と上履きが5階の床にあったことから、
  事件を再構成し、「世間」に責任転嫁した犯人の歪な動機を解明
  します。

◆「おもいでの行方」

  記憶を消去できる超能力者が登場する、《多重解決》趣向の作品。
  本作の犯人は“自爆”しますが、悪用すれば最凶の能力なのでは。

◆「彼女が輪廻を止める理由」

  馳間美代子は、会社の上司が転落死して以来、会社にいる時、
  なぜか、上司が転落した橋の映像が、頭に浮かぶようになる。

  しかも、報道されていない事件の詳細まで、いつの間にか頭にあり……。

  本作の超能力は、自分のイメージを他者に送る逆テレパシー〈フラッシュ〉。
  己の妄念を輪廻させるため、他者を操らんとする歪な動機がいかにも西澤的。

◆「人形幻戯」

  不可視の火の玉を飛ばす〈フラッシュオーバー〉の力を持つ刑事の叶宮。

  ただ、PD(発現不能)であった叶宮の力は、破壊力のない、無害なものだった。
  しかし、ある時、なぜかその力が発現し、重傷者を出す大事故を起こしてしまう。

  叶宮は、現場にいた不審な女性が、自分の力を増幅させたと考えるが……。

  非日常を求める他愛ない妄想が共鳴・増幅されることで、
  各人の無意識が、図らずも、浮き彫りにされていきます。

◆「怨の駆動体」

  会社の後輩の男性に送られ、マンションの部屋に帰った女性が、その後、
  なぜかあわてて非常階段を駆け降り出した際に転落し、事故死した事件。

  部屋のドアは、サイコキネシスによってチェーンが掛けられていたという……。

  何とも間抜けで哀れな、西澤テイストの痴情のもつれ。
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