このような本を待っていました。
「はやぶさ」でブームとも化した人工衛星ですが、その仕組みをきちんと解説した一般書はほとんどなく、子供向け(宇宙飛行士、スペースシャトルなどが主ですが)か、専門書しか存在しなかったといっても過言ではありません。
その中で、これは実際に人工衛星を開発しているNECのチームによって書かれた一般向け書籍です。「衛星はどのようにして作られるのか」、「どんな機能が、なぜ必要なのか」が平易に、かつ深いところまで説明されています。縦書きでありイラストも多いですが、そのような一見すると簡単そうな見た目とは裏腹に、マニアックな内容や最新の動向もふんだんに盛り込まれています。
衛星システム全体を俯瞰的に入門できる書籍に仕上がっていますので、超小型衛星を作ろうという人たちや、衛星による科学観測を行おうとする学生にとっての参考としても、十分役立ちそうに思います。