今回で3回目の改訂となったこの本。人工呼吸器についてのマニュアル本なら看護師さん向けやらMEさん向け、救急医学誌別冊など数々ございますが、こと人工呼吸器を専門に勉強しようとするのなら、今の日本ではこの本がベストでしょう。
今回の版も過去同様、メーカーにおもねる事なく「良いと思った点は褒め、悪いと思った点は指摘する」という方針で、本当に気持ちよく書かれております。しかも、構造やその機種の位置づけなど、詳しいところがきちっと書かれている。そして、この本の最もすばらしいところは、各機種の解説よりも総論的な部分でして、この部分を一読すると現在の人工呼吸モードがかなりクリアカットに整理できます。
人工呼吸器について一通り知識を持つ人であればあるほど、読み進むうちに思わず口元がゆるんできてしまうことでしょうし、これから人工呼吸器について学ぼうという人にとってはこの本が一冊あると、もし今は良さが理解できなかったとしても、将来必ず役に立つ事があるでしょう。