この本は、古今東西"人が喰われる映画"を紹介した本なのですが……。なにがスゴイって、掲載された映画300本(!?)のうち、たぶん普通の方が見たことある映画は1割にも満たないのではないかということ。
でも、タイトルだけは知っていたり、店頭で手にとったことだけはある映画はかなりあって、手にとってパッケージを読んで、「いくらなんでもこれは買うに値しない」なんて見る前からギブアップしちゃった映画の数々が、しっかりと(!?)紹介されているのだ!!
自由の女神の首が吹っ飛んでいるポスターの映画『クローバーフィールド HAKAISYA』がヒットした後にビデオ屋に行って、同じく自由の女神の首が吹っ飛んだビジュアルのジャケットで『クラーケンフィールド HAKAISHIN』ってDVDが置いてあって、その原題を見たら「Deadly Water」(←全然ちがうやん!)だったりしたひにゃあ、僕ならとてもこのDVDは買えません!!(いや、500円なら買うかも……) そういう映画まで著者はしっかり購入してレビューしているのだから凄すぎます……。
そんなわけで、おのずとこの本で紹介される映画は「見たことのない映画」が中心になるわけですが、見たことない映画のレビューを読んで飽きさせないどころか爆笑させてしまったりするところまでもってってる「豊かな文章表現力」は、本当にスゴイ! 実に卓越した文章表現力に支えられている"娯楽レベルの高い本"なのです。