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人体 失敗の進化史 (光文社新書)
 
 

人体 失敗の進化史 (光文社新書) [新書]

遠藤 秀紀
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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人体 失敗の進化史 (光文社新書) + 「退化」の進化学―ヒトにのこる進化の足跡 (ブルーバックス)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

■地球史上最大の改造作は、どう生まれ、運命やいかに。「ぼろぼろの設計図」を読む。
[ヒトの過去・現在・未来を知る一冊]

「私たちヒトとは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」二足歩行という、ある意味とんでもない移動様式を生み出した私たちヒトは、そのために身体全体にわたって、「設計図」をたくさん描き換えなくてはならなかった。そうして得た最大の“目玉”は、巨大で飛び切り優秀な脳だったといえるだろう。
ホモ・サピエンスの短い歴史に残されたのは、何度も消しゴムと修正液で描き換えられた、ぼろぼろになった設計図の山だ。その描き換えられた設計図の未来にはどういう運命が待っているのだろうか。引き続き、描き換えに描き換えを続けながら、私たちは進化を続けていくのだろうか。

内容(「BOOK」データベースより)

地球史上最大の改造作は、どう生まれ、運命やいかに。「ぼろぼろの設計図」を読む。

登録情報

  • 新書: 251ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/6/16)
  • ISBN-10: 433403358X
  • ISBN-13: 978-4334033583
  • 発売日: 2006/6/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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By 楡岡
形式:新書
 失敗とは意図に反してできるものだが、進化がなにものかの意図によって起きていると著者が主張しているわけではなくて、出版社側の事情による書名であろう。ともあれ、人体を特定の機能を付与するという目的において眺めた際に、一見不合理な部分があるように見える、それが種の進化の観点からどう説明されるのか、というような主題。

 しかしそれだけでなく、人体と言わず長年にわたって解剖に携わった著者は、学問のあり方についての独自の主張を展開する。ということで、論旨がいくらかゆがんでいる。それに、この本の出版の約4ヶ月前に同じ著者が講談社現代新書から「解剖男」を出している。「解剖男」が生物一般を扱っているのに対して、この本は人間に焦点を当てたその続編として読んだほうが著者の進化に対する考え方や、解剖に対する姿勢との対応がよくわかる。

 ともあれ、この道を深く極めたものとして、著者の人体構造に対する見識の深さには感心してしまう。

 失敗という、意図を前提とした解釈に立って人体の進化を見ると、逆に何者かの意図が働いているとは信じられないくらい人体構造は不可思議だ。つまりは本の題名とは逆に、何者かの意図を否定することにつながる。著者の、死体に対する醒めた視点はそこまで見通しているのだと思う。
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形式:新書
ナメクジウオからはじまって、人間の体が今の形に

なんとか「落ち着いた」軌跡をたどっています。

失敗の進化史なんてタイトルなので、どんな欠陥がこの体に残っているの?と

思ったらそんなに大変なことでもない。やや大げさなタイトルだと思います。

骨格標本や、夕食のサンマさんなどを用いて、分かりやすく進化の道筋を語ってくれます。

知的満足度でいえば、大学の講義1年分にも匹敵するでしょう。

それだけではなく、なかなか熱い箇所もあります。

「いつ遺体が提供されてもいいように、イメージを膨らませておかなければならない」

というメッセージには、ものすごいプロ意識を感じました。

このようなプロにかかれば、遺体も情報の宝庫となるのでしょう。

さらに動物の構造の謎が解明されることを願いながら、あとがきを読みました。
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 著者は,同じ起源を持つ器官が形や働きを異にするものに変わるさまを,設計図の書き換えや設計変更という言葉で説明している。ユニークで面白い表現であるが,この表現では,生物が自分の意思で進化を起こしたようにも読める。進化を生じさせた機構については,まだ解明途中なので,この表現は進化に対する解釈のひとつとしてイメージできればいいのではないか。
 人間の進化を失敗作とする文脈は,重力との関係や骨の配置などから考察したものであり,面白かった。なるほどと目から鱗が落ちる感じである。しかし一方では,人間は欠陥商品である割にそれなりに発展できているのだから,なかなか大したものだという見方もできるだろう。
 最後に,著者は専門的な事柄だけではなく,現在の研究者や学会が抱える問題を,解剖学者の立場から浮き彫りにする。それまでの軽快な文章とは反対に,著者の地道な研究暦に裏打ちされた重たい文章だ。基礎研究の大切さは,全ての学問分野に係るものである。行政に関わる人たちに認識してもらいたい問題だと思った。実は,著者が一番訴えたいのは,この最後の部分だったのかもしれない。日本という国の科学に対する考え方こそ,失敗の進化をしてしまったかのようだ。
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最近のカスタマーレビュー
「失敗」という観点から見る、生物の歩み(読み物としてもそれなりに面白い)
生物が必ずしも何か「狙って」進化したわけではなく、
基礎設計の時点でのゆとり(後に進化していけるような柔軟性、冗長性)を備えていたことが、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 猫太郎
進化史の類が苦手な読者にもとっつきやすくなっていると思う
本書は、動物の遺体解剖を通して、ヒトの身体の歴史をひも解くものだ。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: hit4papa
非常に面白いトピックあり、若干冗長
ヒトの耳小骨の進化史が面白い。ツチ骨とキヌタ骨がワニでは顎の骨にあたるところから分化してきたということだp.64。ただし論議ありとのこと。日本の動物園で動物の遺体... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: shimada22
動物の形態を調べることから,進化の過程や進化のしくみなどを解明
動物の形態を調べることから,進化の過程や進化のしくみなどを解明する。著者はそのような研究をしているようだ。動物のからだのつくりに細かく分け入り,それらを比較しなが... 続きを読む
投稿日: 2010/4/25 投稿者: グズてつ
二本足で歩くことの 素晴らしさと 危うさと
人体の構造を解き明かす本
キーワードは「設計変更」だ

なぜ、骨はできたのか
なぜ、耳はできたのか... 続きを読む
投稿日: 2009/8/26 投稿者: よこはま こうたろう
シーラカンスが生きた化石のわけ
TVでシーラカンスが出て来るたびに、何でこんなサカナが「生きた化石だ」と
騒がれているのか、正直、その価値がよくわからなかった。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/29 投稿者: 錆びたろう
動物園に行こう!
動物の進化を知りたいと思うとき、化石を発掘してみるのもいいかもしれない。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/12 投稿者: switch
面白い
まず読み物として実に面白い。
そして行間からにじみ出てくる作者の、学究者的情熱がいい。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/14 投稿者: アマゾン次郎
素材は抜群に面白い
素材はものすごく面白い。一般に神の最高の創造物(キリスト教徒でなくとも、人体が素晴らしい造りであるとは思っているだろう)と考えられているヒトや他の脊椎動物が、進化... 続きを読む
投稿日: 2008/3/11 投稿者: shibchin
様々な観点から面白い
タイトルから期待したのとは異なっていたが、期待以上におもしろかった。読み方としては、'@解剖学者の考え方、日常、'A動物の体の進化史、'B人間の進化、人体の成功と... 続きを読む
投稿日: 2008/1/28 投稿者: 拳骨
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