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本書は、その杉田がビジネス・コミュニケーションの極意を説いたものである。外資系のPR会社といえば、エグゼクティブに向けたメディア・トレーニングが特徴的だが、著者は1970年中ごろに、すでにアメリカの本格的なメディア・トレーナー育成プログラムを受講し、日本に導入している。以来、数多くのトップ経営者を相手にトレーニングを行っており、本書にはその経験をもとにした「話す技術」が紹介されている。
注目したいのは、単なる上手な話し方ではなく、「相手にアクションを取ってもらう」ための技術が紹介されている点。広告、オンライン、対面、媒体を使ったコミュニケーションなど、コミュニケーションの形態ごとにポイントが示されており、どうすればただ漠然と「きく」状態から「聞く」「聴く」「効く」といった各レベルまで相手の関心を高めることができるのか、理論をベースに、ケースを交えながら論じられている。また、意外に知られていないという説得の3つの要素(エトス、パトス、ロゴス)についても、紙数を割いて解いている。アイアコッカやブッシュ大統領、ウェルチなどのエピソードも紹介されているので、楽しくビジネス・コミュニケーションのエッセンスを学ぶことができるだろう。大規模なプレゼンテーションはもちろん、日常のビジネス会話にも応用できるヒントが満載の、有意義な1冊である。(土井英司)
実に、起きている時間の60%を費やしているコミュニケーション。その最大かつ最終の目標は、「相手を動かす」ことにある。では、誤解を生むことなく、期待通りに結果を出すためには、どのように話せばよいのか?
本書では、スパイも学ぶ「説得」の三要素「エトス、パトス、ロゴス」や最もスタンダードなコミュニケーション論として「SMCREモデル」などを解説。送り手(S)に対する受け手(R)の信頼度を高める方法を探る。
著者は、日本では数少ない国際的なPRのプロとして、企業広報、危機管理広報、メディア・トレーニングなどを手掛けている。また15年にわたり、NHKラジオ「ビジネス英語」の講師も務める。
そんなコミュニケーションのプロが伝授する、「自己流」を超えた、効率的で普遍的な説得術。
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非常にためになり、面白かった。本書を読むことをさっそく知人に勧めるつもりだ。その理由は:
(1)コミュニケーションの理論の基礎を押さえてあること。(この種類の本にはハウツーものが多いが、それでは満足しない人も多いだろう。)
(2)ビジネスの場面における「説得」を主たるテーマにしていること。(このテーマを取り上げた本は非常に少ない。)
(3)本書の構成、書き方そのものが効果的なコミュニケーションの実践であること。(著者の挙げているコミュニケーション理論を本書の中で無理なく実践している。)
コミュニケーションの学習者であれ、ある程度の学習者であれ、本書から学ぶことは多いと確信する。杉田氏が今後さらに「非英語系」の本を書かれることを切望する。
特に面白かったのは、SMCREモデルの部分で出てきた「きく」「聞く」「聴く」「効く」という各レベルの説明と、いかに「効く」のレベルにまでもっていくのかという方法、説得するために必要なエトス・パトス・ロゴスの違いと、そのひとつである「エトス」を高めるための方法、それと「ジョハリ窓」の説明が大いに参考になりました。単に理論を並べ立てているだけでなく、すぐに実践に移せそうなものばかりで、非常に参考になります。
参考になるエピソードが満載で、読み物としても面白い本です。同時に、各章の最後に「まとめ」がついているのですが、とても良く整理されていて、最初から読み返す時間はなくても、ここを読み返すだけで、この本のポイントをつかむことができるでしょう。
どんな人であれ、コミュニケーションは避けて通れないものです。日頃、何気なくやっているコミュニケーションを、一度見直してみませんか?
1)読みやすい(理解しやすい)-3時間位で一機に読めました。
2)書いている内容が,コミュニケーション論に基づいているというこで,説得力がある。
3)章ごとにまとめがあり,著者の言いたいポイントがわかり易く,頭に残りやすい。
等が挙げれますが,一番役に立ったのは,プレゼンテーションをする時などの実践に役が立つという点です。
最近,私はよく会社で,プレゼンをする機会があるのですが,本書に書いてある注意点に気を付けることにより,自分のプレゼンが改善された気がします。時間が無い時は,章ごとのまとめだけを参照しても良いと思います。
本書は一回読んだだけで終わらないで,プレゼンテーショー用のガイドブック的な使い方をするのも,有意義であると思います。
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