新書が元気である。
特に新潮新書は続けざまにスマッシュヒット。
意識していないのに昨今の新潮新書の新刊にはつい手が伸びてしまう。
さてこの本。
タイトルに惹かれた。
いやもうこれ以上ないくらい見事なタイトル。
キャッチーだし、具体的な数字を織り込んでいるし
語呂もいいし、断定も心地よい。
で おそらく他の読者の方もそうだろうと思うけれど
自分なりにある程度あらかじめ内容を想定して購入してしまった。
読後
なんじゃこりゃ?
目新しい情報は何一つなく
実践可能なメソッドが提示されているわけでもなく
さりとて「なんだかんだ言って、結局は見た目がすべてじゃねえかよ」
という怒りをお持ちの方々にカタルシスを与え、溜飲を下げさせることすらなさそうだ。
要するに
初歩の演劇論と
マンガの書き方入門
確かに筆者がその専門家であることで
「おっしゃる通りです」とは言えるのだが。
だがそこで気がついた。
ある意味この本はすごい。
「人は見た目が9割」
これを本に当てはめると
「本はタイトルが9割」
である。
そしてその言葉どおり
この内容で数十万部を突破してしまった。
そう タイトルが表わしている主張の確かさは
皮肉なことに見事に証明されているのだ。