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人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス)
 
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人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス) [新書]

近藤 宗平
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,029 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現在の定説「放射線はどんなに微量でも毒」への科学的反証
放射線の健康影響資料と動物実験を厳密に調査し、少しの被ばくなら危険ではない多数の証拠を記述。
最近の生命科学でわかりはじめた「人体防御機能のすばらしさの秘密」の一部を紹介。
「放射線は少しなら心配無用」といえる科学の時代がきたことを本書は告げる。

内容(「BOOK」データベースより)

放射線の健康影響資料と動物実験を厳密に調査し、少しの被ばくなら危険ではない多数の証拠を記述。最近の生命科学でわかりはじめた「人体防御機能のすばらしさの秘密」の一部を紹介。「放射線は少しなら心配無用」といえる科学の時代がきたことを本書は告げる。

登録情報

  • 新書: 282ページ
  • 出版社: 講談社; 第3版 (1998/12/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062572389
  • ISBN-13: 978-4062572385
  • 発売日: 1998/12/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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118 人中、91人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 阿楠 VINE™ メンバー
形式:新書
 「放射線は恐ろしい」というイメージは強いのですが、その一方で、ラジウム温泉など健康増進を謳って利用されていることも事実です。

 放射線を浴びた(被曝した)際の健康への影響については2つの説があります。
 1つは「放射線の強弱に関わらず、放射線を浴びるほど健康への悪影響が懸念される」という考えで、どんなに弱い放射線でも被曝を避けることが推奨されます。
 もう1つは「弱い放射線は健康への影響がない」という考えで、「この程度以下であれば問題がない放射線の強さ」つまり「低量放射線量のしきい値」が存在するという立場です。
 いずれが正しいのか、専門家の間でも意見が分かれているのが現状の様です。

 さて、本書は副題の「少しの放射線は心配無用」が示す通り、「弱い放射線は健康への影響がない」という立場を強く主張しています。著者は広島原爆投下後に現地の被爆調査を行い、現在も放射線研究を続ける叩き上げの研究者です。

 先に書いたとおり判断が難しい2つの立場ですが、本書では広島原爆やチェルノブイリ原発事故に関する調査、自然界の放射線と病気に関する調査などの疫学的調査結果や、被曝した細胞のDNA修復・自滅メカニズムの研究などの生化学的研究成果を織り交ぜ、被曝量にしきい値が存在することを科学的に立証しようとしています。

 残念ながら、著者は低量被曝量のしきい値の存在を確信するあまり、調査結果の解釈に偏りが感じられる箇所があります。たとえば「このデータからは被曝量と発症数に関連が見られるが、被曝が原因ではなく、Aという別要因が原因だ」と主張する際、被曝が原因とは言えない根拠となるデータは多く示すけれども、反面、Aを推す根拠となるデータは示さない場合があります。このことは、あまりに著者の信念が強い為に、多くのデータが客観性を逸脱して解釈されているのではないか、という疑いを感じさせる結果となっており、「この本の内容は信用ならない」と評価する方もいらっしゃいます。

 私は本書の内容を信用しています。
 著者が主張の根拠として示すデータは膨大かつ専門的で、一般読者向けとは思えないほどですが、私はそこに著者の不器用さや誠実さ、熱意を感じます。また、本来無害な強さの放射線に怯えて暮らす人々を悲しむ著者の眼差しに優しさがあります。
 そうは言っても、科学的判断の妥当性と著者の人物評価は別物ですから、本書以外の放射線関連情報も調査しました。その結果、決着は付いてはいないものの、これまでの放射線防御の観点から適切なリスク評価の観点への移行に伴い、放射線しきい値の扱い方がクローズアップされてきているようであったため、私は本書に信憑性を感じています。

 決して読みやすい本ではありませんが、放射線と健康との関係を考える上で重要な一冊だと思います。

2011/6/5 追記
 良書であるのに絶版になっていた「放射線と健康 (岩波新書)」が再版されたようです。充実かつ読みやすい本書もぜひお薦めいたします。
このレビューは参考になりましたか?
68 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書
「東日本大震災による原発事故にともなう放射線被ばくリスクに国内が大揺れしています。今回の被ばくは生命に危険を与えることは全くありません。本書はその科学的根本をしたためています」。

かなり厳しく考えたとしても自然界の10倍やそこらの放射線量で人体に悪影響は無い、と断言している本。著者は放射線基礎医学を専門とする。多くの研究結果とデータを取り揃え、放射線によるDNA損傷やそれによるガンの発生メカニズム、p53たんぱく質によるDNA修復の仕組みといった科学的な説明を詳細に行っている。分裂する細胞は放射線に弱いといったような、かなり突っ込んだ説明もある。著者は、低レベルの被ばくの場合、放射線を浴びる量によってガンになる確率が徐々に変わるというようなことはなく、ある一定のしきい値を超えない限りは問題がないという考え方に立っている。

自説に沿っていないデータに対しては、強く否定している。チェルノブイリについてのデータで、放射能汚染の強いゴメリ州の先天性異常率が他より高いというデータについては、いきなり「ウォッカのせい」だと片づけている。また、チェルノブイリ周辺で激増した子供の甲状腺がんについても、データの精度や甲状腺腫の検診熱のせいだとしている。しかし、そうであれば甲状腺がん以外にも類似の傾向がみられないのはなぜだろうか。また、考察にあたっては、放射線の種類や内部被ばくと外部被ばくの違いについては細かく考慮されていない。

尚、もともと書かれたのは少し古くて1998年なので、現在世の中で報道されている単位とは異なっているところがある。この点については便宜的に「1ミリシーベルト=0.1ラドとなります」と、最初に補足がしてある。正確には、1グレイ = 100ラドで、シーベルトはそのグレイに放射線の種類ごとに定められた係数を乗じたものになる。
このレビューは参考になりましたか?
38 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ルクレツィアの娘 トップ100レビュアー
形式:新書
放射能には安全なライン(しきい値)があり、
それ以下では全く不安に思うことはない、
むしろ不安な心理状態やパニック行動によって被害が起きるのだ、

という主張の本。

前から持っていた本なので、今回の震災にあたって読み返した。
広島原爆の被害の現地調査や
チェルノブイリ原発事故に関する調査にも行っている研究者なので、
一応は信じてみたいと思う反面、
この人の主張を支持する人があまりいないようなのと(あくまでも素人目で)
内容の強引さが目に付いてしまう(ウォッカのせいとか不安心理のせいとかで片付けてしまうの???)
のとで、やっぱり信じられない感じもする。

だいたいこの本も1998年のもの。
せめて東海村JCO臨界事故のあとに出た本が読みたい。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
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投稿日: 3か月前 投稿者: lucky_dog
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