本書は、誰でもが行っている「祈り」という行為が秘めたとてつもない力を
世界的な遺伝子研究者の村上和雄さんが解き明かそうとした本である。
共著者である、京都府立医科大学教授である棚次正和さんと共に祈りの治療的な効果について
説いていく。
今や、アメリカでは西洋医学だけに基づく医療が、50%を割ろうとしていると言う革命的ともいえる現象が医学・医療分野において起こっており、そのことの裏返しとして、ハーバード大学など権威のある大学が競ってこの新しい分野の研究に乗り出し、「祈りの効果」を肯定する発表が既に1200を超えていることには驚かされる。
この新しい分野は「精神神経免疫学」と呼ばれ、人々が古来より自然と行ってきた「祈り」が
最先端の研究分野になりつつあることは、本当に、喜ばしいことである。
本書は「祈り」は遺伝子が秘めている潜在的可能性を目覚めさせる行為ではないかという潜在的可能性に言及し、それが治療としての力を持つのであれば、それは病に苦しむ世界中の多くの人々に大いなる希望を与えることとなる。
目次は
第一章 「祈りは良薬になる」
第二章 なぜ、人は祈り続けてきたのか
第三章 なぜ、人間にとって祈りが不可欠なのか
第四章 自分のために祈るか、他人のために祈るか
第五章 どうすれば上手に祈れるようになるか
最後に、「祈ることはいきいきと生きること」と村上さんが見事にまとめておられます。