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人は仕事で磨かれる (文春文庫)
 
 

人は仕事で磨かれる (文春文庫) [文庫]

丹羽 宇一郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

人は仕事で磨かれる
昨年までの6年間、伊藤忠商事の社長を務めた著者は、1999年には約4000億円に上る不良資産の一括処理に成功し、翌2000年度の決算では同社史上最高益を計上するなど、その辣腕ぶりが注目されるリーダーだ。本書は、現在会長職に就く著者が、自らの半生を振り返りつつ、企業人としてすべてを賭けて臨んだ同社の改革の舞台裏を明らかにするもの。そこで得た教訓や、トップが後任を育てる知恵と志について熱く語る。

「人にはそれぞれ役割があります。私の場合はさしずめ、伊藤忠にとって考えられるすべての膿を掻き出すことだった」と述べ、自らを「掃除屋」と割り切って社長職を引き受けたと言う。また、「自分の人生なんてたかが知れている。社長を辞めたらタダの小父さんだ。格好つけたってしょうがない」と言ってはばからない。こうした著者のエネルギーが組織全体に浸透していく様子を、様々な経験談を通じて描いていく。数え切れないほどの社員とEメールで直接対話する地道な努力や、「給料に差が付くのはしょうがない。しかし仕事で自らが育つ『見えざる報酬』を与えたい」という願いは、人生の多くの部分を仕事に重ねることの清さを、若い世代に訴える迫力に満ちている。


(日経ビジネス 2005/03/28 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

出版社 / 著者からの内容紹介

汗を出せ、智恵を出せ、もっと働け!
4000億円の不良資産を一括処理した翌年に史上最高益を出して世間を瞠目させた伊藤忠商事の経営トップが、人生と経営の指針を語る。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 269ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/2/8)
  • ISBN-10: 4167747014
  • ISBN-13: 978-4167747015
  • 発売日: 2008/2/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 DNAのランプ, 2005/7/2
By 
六等星 (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人は仕事で磨かれる (単行本)
自分は仕事に育てられた。だから人を育てたい、人にも仕事を通じて自己を磨いてもらいたい、という思いのこもった本なのである。読み進めていくうちに、自然と引き込まれていった。

「人間の能力はほとんど差がない」「ある日、必ずDNAのランプがつくと確信して努力する。」「DNAのランプが付くまで諦めるな」というメッセージは、サラリーマンへの叱咤激励ではあるが、同時に経営者への人材育成に関する、重要な主張であろう。個人の努力だけをひたすら鼓舞する経営者に対して、「人は育つ」という基本的発想を持つことを訴えているように思える。

業績が低迷しているときは自ら無給にし、社用車ではなく電車通勤をし、社長六年任期を明言する。ご自身の信念が明確でシンブルだから、組織にとって何が本当に重要なことかが、見えておられるのであろう。それが、「日本が長期にわたって奪われないものとして『人と技術』を持たなければならない」、という最終章でのアピールにつながっているのである。

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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 常識のひと, 2005/5/4
By 
omr (東京都大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人は仕事で磨かれる (単行本)
大きな会社の社長、というには非常に常識的な考え方だというのが読後の印象です。いわく「社長の椅子に座って立派なことを言って勲章もらったりしても何の意味があるのかと思う。会社やめて爺さんになってその辺ヨボヨボ歩いていたらみんな一緒じゃないですか」そして自慢したければ背中に「何とか会社の○○社長」と貼って歩け、でも何もいいことはない、そんなことより・・と言っています。この感覚がいいです。社長にもなると権威がどんどん周りから強化されてエラくなってしまうもの。この人は(読むと分かりますが)相当頑固、自分の価値観・軸というものを幼少の頃からしっかりもっています。だから、自分をただの小父さんだ、と言い切れたのでしょう。なお、テレビで同社長は社長をやめた理由のひとつに周りが自分に対してあまりものを言わなくなった、ことを挙げていました。それが意識できたことは、経験的に相当な人物です。

「確信というのは周りから狂っているのではないかと思われるほどの信念に裏打ちされたものでなければならない。強固な意志でなければ周りはついてこない」「相場は科学的に分析してやるもの。情報を集めて分析し、決断を下す。経営者の決断力は相場によって養われる」こうしたことも相場で失敗しかかった時などの経験で語られていて、ビジネスマンとしては興味深い。

「自分の価値観がしっかりしていれば自律自制の精神も自ずと働いてきます。厳しい局面に遭遇しても軸がぶれないから適切な判断を下せます。社会生活における行動規範というものは常識的なものばかりです。しかし常識というものは相当勉強しないとそれを維持していくことはできません」軸や常識のないトップの辛さは組織全体に影響します。トップに限らず、組織の長たる人間はこうした言葉をかみしめるべきだと思います。しかし、こういう人が上司だときっと大変は大変だよね。

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30 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 就職活動をする学生や若い人達に一読をお勧めする, 2005/4/21
レビュー対象商品: 人は仕事で磨かれる (単行本)
本書のカバーの写真が象徴的だ。地下鉄の駅を出てくるカバンを持った背広姿のサラリーマン。著者のスナップ写真だ。著者は社長になっても電車通勤をしている。理由は、「一般の人の視点をもち続けたいから、それからいずれ社長を辞めればただの小父さんに戻るのだから。」

生真面目で、率直で、行動力がある。商社には珍しいほど清廉な人だ。

そして、著者は猛烈な読書家であり、「これまでの人生で誇りに思うのは絶対に読書を欠かさなかったことだ」と語っている。著者40代のころに業界紙に「アメリカ農業小史」や「アメリカ農業風土記」を連載したり、外国書籍を翻訳したりしている。

頻繁に「ワイフ」が出てきて家庭円満振りが伺える。

初めから終わりまで気持ちよく読めた。変に奇をてらうわけでもなく、自慢するところもなく、すがすがしい。このような社長のいる会社なら、だれでも働きたいと思うのではないか。就職活動をする学生や若い人達に一読をお勧めする。

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