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人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)
 
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人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) [新書]

橋本 治
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人はなぜ、「美しい」ということがわかるのだろうか?自然を見て、人の立ち居振舞いを見て、それをなぜ「美しい」と感じるのだろうか?脳科学、発達心理学、美術史学など各種の学問的アプローチはさまざまに試みられるであろう。だが、もっと単純に、人として生きる生活レベルから「審美学」に斬り込むことはできないだろうか?源氏物語はじめ多くの日本の古典文学に、また日本美術に造詣の深い、活字の鉄人による「美」をめぐる人生論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

橋本 治
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。在学中に描いた駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへいく」でイラストレーターとして注目される。『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以後、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出などで精力的に活躍中。著書に『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞受賞)『宗教なんかこわくない!』(第9回新潮学芸賞受賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 261ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2002/12)
  • ISBN-10: 4480059776
  • ISBN-13: 978-4480059772
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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37 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本来、集大成と呼ぶのは、もっと枚数の多い分厚い本を指すものでしょうが、この本は、橋本治氏の集大成と呼べるものかもしれません。自分の直感を分析し、それに理屈を肉付けしていくという展開が橋本氏のお家芸であり、1990年以降の色々な事象をこの方法で解説し、評論、解説を行っていたものと思います。その数々の評論の根っこ、橋本氏の直感の素がこの本です。
橋本氏の価値基準が「美しい」か「美しくない」かであり、それを直接的に表現してくれた本です。だから、この本は、「89」「90」以降の著作の集大成です。根っこは、すべて「なんで美しくないの?」ですね。

それを彼の著作にしては、とってもわかりやすく、新書にしてこっそり出してる感じがとっても好きです。ハードカバーにし!なかった事が正解です。

そして、こんなところまで時代が来てると言うことの現われでもあります。どんどん剥き出しになっていきます。少しも遊びがなくて、ふざけてもない橋本氏は、この後、どうするんでしょうか。また、古典の世界の探索に戻るのでしょうか。

このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz0775
形式:新書
橋本さんのレトリックは曲芸のように読者をおいて進んでいくが、それは橋本さんが自分で考えた軌跡にほかならない。本書でもそのスタイルは変わらない。橋本さんは表題の回答としてごく稀に訪れる「自然状態」(合理的に説明できない)に人は「美しい」を感じると論じている。論考には自ら現代語訳した源氏物語の世界から個人的恋愛体験まですべて、自分の言葉で語っている。
本書の題名のウィットは「人はなぜ「美しさ」がわかるのか」ではない事である。答えが最初から決まった美意識を「違いのわかる男」と「わからない男」(インスタントコーヒーのCMではないが)と二項判別するのではなく、自分で考えて答えを見つけるという点に橋本さんの著作群での一貫性も感じる。
このレビューは参考になりましたか?
32 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
晩年の宮沢賢治が病床で書いた『眼にて云ふ』という詩がある。
一晩中吐血した朝方、もう自分はだめだろうと思いながら、病院の窓から明け方の空をながめた光景をノートに記したものだ。

  どうも間もなく死にさうです
  けれどもなんといゝ風でせう
  もう清明が近いので
  あんなに青ぞらからもりあがって湧くやうに
  きれいな風が来るですな

橋本治さんは、「世界は美しさに満ち満ちているから、好き好んで死ぬ必要はない」という。
もちろん、宮沢賢治は「好き好んで死ぬ」わけではない。
けれども、血にまみれ「さんたんたる」状態にありながら、それでも彼は「世界は美しさに満ち満ちている」ことを実感している。

  あなたの方からみたらずゐぶんさんたんたるけしきでせうが
  わたくしから見えるのは
  やっぱりきれいな青ぞらと
  すきとほった風ばかりです。

橋本さんと賢治、このふたりの間には、そんなふうにこの世界を肯定できる共通した「美しい」への理解が感じられる。
「人一般は”美しい”が分かるものである」と本書の冒頭で述べているよう、このふたりの作家のこういった「美しい」の分かりようも、どうやら偶然のできごとではなさそうだ。

おそらく、本書が語る「美しい」は、人の根底に据えられた世界観のようなものだろうと思う。
「自分の都合」とはまったく関わりなく存在する、森羅万象、さまざまな他人や生き物たち、そして日々移りかわる景色。

本書で述べられていることは、「生きる勇気を与えてくれる」というようなことではなさそうだ。
むしろ、「失うことをこわがる必要はない」、そういった性質のものだろうと私は考えている。
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投稿日: 2009/11/27 投稿者:   
この文体は美しくない
著者がこの本で何を言いたいのかは兎も角として、読んでいれば実りのある内容に出会えるだろうと、... 続きを読む
投稿日: 2007/11/7 投稿者: ふぉすた
しつこく冗長な文章が...
タイトルに惹かれて購入しました。
あまりにこなれていない文章にただただ苦痛で、著者プロフィールを見て、... 続きを読む
投稿日: 2007/10/26 投稿者: きょん
「美しい」を感じやすい人向け
他の方も書かれているように、最初から最後までスラスラ読めるような本ではありません。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/6 投稿者: マンボウ
膨大な論評
おすすめでありますが、橋本治しかできない膨大な思考が詰まっていまして、さらっと読むとほとんどなにも残らないですね。かなり、幅広く感覚を同調させながらじっくり読んだ... 続きを読む
投稿日: 2006/9/3 投稿者: mickey_elephant
美しいがわからない?
好きか嫌いかというと嫌いな文章でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/15 投稿者: ピノキオ
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投稿日: 2005/6/18 投稿者: fankybassman
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投稿日: 2005/2/5 投稿者: zohton
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