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人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間
 
 

人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間 [単行本(ソフトカバー)]

下園 壮太
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)

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陸上自衛隊の隊員、医師、看護士などを対象に、PTSD対策やメンタルヘルスを保つための指導をしている心理療法カウンセラーが著した実践的な「自殺防止マニュアル」。死にたい気持ちを抱えている人とその親近者に向けて書かれているため、2人称の「あなた」で語りかけてくる文章が生々しいが、長年にわたり数多くのクライエント(相談者)と現場で接してきた著者であるだけに、自殺の危機に面したときの対処法が具体的にわかりやすく書かれている。

著者は「人が自殺しようとするときは、いわゆる“うつ状態”にある」と言い切る。うつ状態は、現代社会に特有の精神疲労などにより、本来ならば自分を守るための感情のプログラム(驚き、怒り、不安、悲しみ)が、誤作動をしている状態に他ならないという。そうであるならば「どのように誤作動を防止するか」という観点から、「死にたくなる気持ち」を解消していくことが可能であり、著者はその手順を丁寧に説明していく。

厚生労働省の統計によると、働き盛りの20代から30代の死亡原因は、癌、血管の病気、不慮の事故を抜いて自殺が第1位となっている。それだけに「うつ病」と「自殺」は、現代人にとって決して他人事では済まされない身近な問題であるといえよう。ある特定の読者層にむけて書かれた著書ではあるが、より広範の読者に訴えかけるテーマ性をもはらんでいるようだ。(金子 遊)

出版社/著者からの内容紹介

自殺者は、ここ数年わが国では、年間3万人を超える由由しき時代になっています。
20歳から50歳までの働き盛りの年齢では、自殺が死亡原因の2位です。
ヒトはなぜ、みずから死ななければならないのですか?ヒトは「生きる」ために生まれてきたはずです。この当たり前のことが、どうして当たり前ではなくなったのでしょう。著者は心理療法カウンセラーとして、長年にわたり数多くのクライエント(相談者)と接し、彼(彼女)らの<苦しみ><絶望>の根源を分析してきました。
そこで見出したのが、《感情のプログラムの誤作動》 というシステムです。
それは、ヒトの内部には「生きる」ためのプログラムしか組み込まれておらず、<不安>や<驚き>や<苦しみ>や<悲しみ>などの感情の発動は「生きる」ために作用するのです。それを現代人は誤作動を起こし、<絶望>→<死にたい>に向ってしまうのです。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 276ページ
  • 出版社: 文芸社 (2003/12/23)
  • ISBN-10: 4835572033
  • ISBN-13: 978-4835572031
  • 発売日: 2003/12/23
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 52,506位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 自分への見方が変わり気持ちが楽になる本, 2003/12/26
レビュー対象商品: 人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間 (単行本(ソフトカバー))
『人はどうして死にたがるのか』という奇妙なタイトルにつられこの本を手にしました。本を読んでいくうちに気持ちが楽になる感覚が不思議でした。私自身、自分の怒り、悲しみ、不安など、自分の気持ちの処理に苦労し、自信が持てず「逃げたい」「消えてしまいたい」と思うことがあります。自殺やうつに関しての本はたくさん読みましたが受診を勧めているものや予防対策についてが多く、自分は病気なんだろうか、弱いのだろうかと不安になることもありました。この本のすばらしさは、いま、ここにあるコントロールの難しい感情がなぜ存在するのか分かりやすく書かれていることです。またこの不快感が自分の身を守ってくれる自然な働きだとは驚きでした。是非1度この本を読んでみてほしいと思います。
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 期待程では・・・, 2004/5/9
レビュー対象商品: 人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間 (単行本(ソフトカバー))
「自殺したい」と思っている人には、おススメしません。
ただ、これは心を病んでいる家族を持つ人には、ぜひ読んで頂きたい一冊です。
なにげない励ましの言葉が、どれだけあなたの家族を苦しめているのか?
家族でなくとも、友人が心を病んでいる。そんな人にもぜひ勧めます。

多少、難しい表現が多いかもしれませんが、大事な人の命を守るための参考書として読んで下さい。

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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 うつ病の原因に納得のいく説明, 2004/3/22
By 
レビュー対象商品: 人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間 (単行本(ソフトカバー))
~うつ病で苦しむ人/苦しむ人が周りにいる人へ,この本を強く推薦します。

ぼくはこの本を読んで,初めて「なぜうつ病になるのか」について納得のいく説明を得られました。

著者曰く,
・<不安>や<驚き>や<苦しみ><悲しみ>などの感情のプログラムは,自然淘汰によって選択されてきたものである。
~~
・したがって,それらは本来「生きる」ために動作するものである。
・しかし,そのような淘汰がおこった原始時代と現代とでは,環境が大きく異なり,
その環境の違いが,上記の感情のプログラムの〈誤作動〉を招いている。
・そしてこの〈感情のプログラムが一斉に誤作動した状態〉が,「うつ病」である。

~~
著者はうつ病の原因をこう分析した上で,「では誤作動を修正し,回復するには」
「誤作動を予防するには」「死にたい気持ちを持つ人にどう接したらよいか」などを,親切丁寧に解説してくれます。

なぜ死にたくなるのか,が理解できれば,恐れはずっと減ります。
どう対処すればいいのかがわかれば,希望が湧いてきます。

本書の最後の言葉,
~~
『神よ,私に変えられるものを変える〈勇気〉と,
変えられないものを受け入れる「冷静さ」と,
その二つを見極める「知恵」を与えたまえ。』(神学者 ニーバー)

この本は,その「知恵」「勇気」「冷静さ」を与えてくれる本です。オススメです。~

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