内容はすべて著者の成功体験でした。
もちろん、それにあたり著者の心がけたことや相手との間のちょっとしたつまづきは記載してあり、参考になる部分もあります。ただしあくまで個々の経験に過ぎず、それをたくさん読んでも残るものはほとんどありません。
最大の問題は、実名が出ていますから当然ですが、インタビューされた人がとても気持ちの良い人ばかりということです。実際に私たちが対話で困る場面は、そういう人たち相手のときではありません。
著者の人柄が伝わってきて読後感は良いですが、上記のような理由でこの本を求めたほとんどの人には残念ながらあまり参考になりません。タイトルはハウツー本のようですが、全く的外れです。(出版社がつけた「釣り」タイトルかもしれません。売るために著者の意図と違うタイトルになるケースはよくあります)
たくさんの人と対話した著者の経験から、うまくいかなかった経験とその理由について考察して書いてくれた方が何倍もためになったと思われ、続編を期待したいです。