タイトルと表紙が目を引きます。しかし、時々大げさな表現が用いられている以外、内容自体はごく普通の本です。その点に関しては、You can't judge a book by its cover.(本は表紙では判断できない=転じて、人は見かけによらない) という英語のことわざを思い出しました。こういうやり方は好きではないけれど、まあ、一言でいうなら著者と編集者の作戦勝ちですね。
どうせなら人に良い印象を与えたいとか、せめて悪い印象は与えたくないとか、そういうことは誰もが考えたことはあると思いますが、そのような人と人とのコミュニケーションについて留意しておいた方が良いことについて、やさしく、わかりやすく、書いてあります。本書の内容をどこまで実践するかはさておいて、「人の印象」というものは結構馬鹿にはできないものなので、少なくともつまらないことで損をしないように気をつけるというために、読んでおいても損はないと思います。
単行本で出ていたものの文庫化です。単行本のオリジナルの方は良く売れたようです。かなりの部分、この表紙とタイトルに負うところが大きいと推測します。個人的には、単行本での値段でこの内容ならちょっと躊躇するところですが、文庫本の値段であれば、これはこれでいいかなと思うので、4つ星です。