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人くい鬼モーリス (ミステリーYA!)
 
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人くい鬼モーリス (ミステリーYA!) [単行本]

松尾 由美
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

高校2年の夏休み、わたしこと村尾信乃は、家庭教師のアルバイトのため、優雅な避暑地にやってきた。手ごわいと聞いていた生徒は、芽理沙という名の超美少女。小生意気だけど、どこか寂しさを漂わせた芽理沙に、わたしは興味をひかれる。だが、すてきな夏になるかも、という期待は、あっさり打ちくだかれた。芽理沙に引き合わされた「人くい鬼」を見た瞬間に。この世のものとも思えない異様な姿をした、この世に存在するなんて信じたくもない、生き物だった。彼女いわく、大人には見えないし、生きている人間に害はあたえないそうだが、はたして、その言葉をうのみにしていいものだろうか?やがて、静かな別荘地を震撼させる、恐ろしい事件がたてつづけに起きる―。人くい鬼の存在を知らない大人たちの推理と、その存在を前提に繰り広げる少女たちの推理。少女たちと人くい鬼の不思議な絆を描く、さわやかでマジカルなミステリー。

内容(「MARC」データベースより)

ふたりの少女にしか見えない人くい鬼の存在。外界と遮断された別荘地で起きる連続死体消失事件。人くい鬼の仕業じゃないとしたら、犯人はいったい誰? 少女と人くい鬼の不思議な絆を描く、さわやかでマジカルなミステリー。

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 理論社 (2008/06)
  • ISBN-10: 4652086261
  • ISBN-13: 978-4652086261
  • 発売日: 2008/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 671,893位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
久々のヒット 2008/8/28
形式:単行本
高校生と小学生2人の少女が体験する
ひと夏の事件。

二人が過ごす別荘地で人が死んでいく。
そこには『人くい鬼』と呼ばれる異形の者の存在が。
人が死ぬだけでなく、その姿さえも消えてしまう。
その犯人は、人くい鬼なのか・・・。

最後に謎は解けるけれど、
ちょっと肩透かしかな、という印象を受ける。
前半から中盤にかけてものすごい勢いで読ませる展開だっただけに
最後失速したかな、と。
あまりにも取ってつけたようなオチにちょっとがっかりしたのも事実ですが、
ただ、子どもから大人になる、その変化の大きさ、悲しみは
よく表れていたと思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぷく
形式:単行本
本当に素晴らしい小説で、今年読んだ本No.1だ。(去年出た本だけど)。知らないことで損することっていっぱいあるなぁ。知って良かった。読めて良かった。

夏休みの季節に読むと本当にぐっとくる。つまり、読むならまさに今の季節がオススメ。そして、あのセンダックのあの絵本を知ってる人ならイマジネーションがぐっと増すだろう。17歳と10歳の少女の友情も素晴らしい。物語の着地も穏やかで優しくてちょっぴり切ない。そう、こういうのを「物語」と呼ぶんだ!と思った。切なさと穏やかさと、時に激しさが迫ってくる。リアルだと思う。

それにしても、なんでAmazonの書影がないんだろう。これほどまで装丁と中のカットが本文のムードを盛り上げてくれる本はないというのに。一冊の本としての作りがとても美しく、丁寧で、すばらしい。贈り物にもいいんじゃないの!?

ヤングアダルトのジャンルを大きく超えて、全ての人に勧めることが出来る名作。書き出しを読み始めたら、止まらないと思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー
形式:単行本
私は、本書を、中断無しで、ぶっ通しで読みましたが、4時間余りを要しました。
モーリスは死体のみを食べますが、けっして人や動物を襲ったりしない、おとなしい鬼です。
モーリスは、別荘の近くにいるのですが、別荘と、その周辺には、多くの人々が滞在しています。
という事は、事件が起こり、その犠牲者の死体が消えてしまうのではないか? という予感がすると思います。

その通りなのですが、多くの現象が、無駄無く、有機的に結びついています。
また、読み進み易い、気取らない文体と、繰り返し説明される、登場人物のプロフィール。
読者の便宜を、これでもかと図ってくれている、練り上げられた内容。
さらに、探偵役まで、用意されています。

モーリスとは、ある条件でしか、対峙出来ません。
そして、作品中には、モーリスと対峙出来る人間の中に、意外な人物もいます。

何とも言えない多倖感が後遺します。
こんな結末は、良いですね。
エピローグも秀逸です。

温かい、ファンタジックミステリーです。
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