登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夏の京都も行く価値ありそう,
By
レビュー対象商品: 京都 夏の極めつき (光文社新書) (新書)
前著「おひとり京都の愉しみ」から一年足らずでまた発刊されるとは
意外な感じがしたが、季節別シリーズと帯を読んで納得。 京都の夏といえば、大文字、祇園祭くらいしか思い浮かばなかったが、 多くの愉しみがあることを知った。 読みやすく、写真も豊富で、他のガイドブックとはひと味違う読後感。 他のレビュアーさんが、食べ物の話ばかり、と書いておられるが、 実際に読んでみると、食以外の話が多く、どうやら目次だけを見て レビューをお書きになったのでは、と思うほど、本書の中では食の話は少ない。 夏という季節だから個性的な本になったが、秋はどうも、ありきたりの 紅葉ガイドになりそうな予感もある。紅葉以外の楽しみを多く記述 して頂くよう、注文をつけておこう。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
京都を語らせると柏井壽さんが一番信頼おけると思います,
By
レビュー対象商品: 京都 夏の極めつき (光文社新書) (新書)
どれだけ体験し、実感しているのかが分からないような、表層的な京都を紹介する本が多すぎるように感じています。それらとは一線を画した本でしょう。
本書を読めば記述は体験に基づくものだと分かりますし、旅館やホテルもそこに泊って評価していますから、しっかりとした裏付けが感じ取れました。京都の中で一番過ごしにくい夏に絞って紹介する勇気と矜持に賛意を表します。文章はとても巧みで含蓄も多く、読んでいてワクワクするような快感に包まれています。 「夏の京都歩き・ご利益巡り」からして、描写の細やかさがたまりません。60ページの『神泉苑』の回転する祠・「恵方社」の存在は京都好きでもあまり知られていないでしょう。その近くの蕎麦の『更科』は京都の上手いものを紹介する本に書かれていませんし、『武信稲荷神社』の大榎も幕末や龍馬の足跡をたどる本の記述から外れていた神社です。これだけとっても見ても著者の知識量は半端ではありません。ここで紹介してあるような観光ルートから少し離れた散歩もまた乙なものです。 「夏のひなみ つきなみ」では紫陽花の名所の洛南の『三室戸寺』『藤森神社』や、千家ゆかりの『本法寺』、その近くの『水火天満宮』を紹介しています。春の桜の隠れた名所ですが、春でも訪れる人が少ないわけで夏は尚更です。「気分はもう京都の茶人」という感覚は小川通りを歩けば実感するでしょう。 下鴨糺の森の「納涼古本まつり」の項目で、岡部伊都子さん達の書く京都の暮らしや味について、柏井さんが触れています。「平成の岡部伊都子が待たれるところ」という評は同感です。 「夏の京都のうまいもの」では、鮎と鱧について展開しています。『建仁寺祇園丸山』『音戸山山荘畑善』『割烹はらだ』など、柏井さんの好みの名料理店を紹介してありました。 『本家尾張屋』の「錦の朝蕎麦」は確かにリーズナブルですね。知りませんでした。『上七軒歌舞練場』のビアガーデンのように芸妓の雰囲気を楽しむ穴場の紹介は夏の京都を訪れる楽しみに幅が広がることでしょう。 『夏の足伸ばし』では、近江すなわち滋賀県の情報に触れています。アクセスを考えてみれば、京都観光とセットで考慮するエリアですし、筆者が書かれているような場所は訪れやすしいし利用しやすい場所ですので、利用価値は大でしょう。 著者の柏井壽さんは、京都市北区で歯科医院を開業されている生粋の京都人です。すでに京都に関する著作を何冊も表わしている方で、柏木圭一郎の名義で旅情あふれるミステリーも数冊だされている力量の持ち主です。京都の旅のコーディネーターとしてマスコミにも関わっておられ、本書も期待に違わない情報量あふれる著作に仕上がっていました。 巻末に詳細な地図と、掲載店の住所、電話等の情報が記載してあります。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
著者の視点は面白い,
By
レビュー対象商品: 京都 夏の極めつき (光文社新書) (新書)
眼の付け所がほんとにいい作品です。部外者にはわからない、いくつかの面白いコースを著者なりの視角から紹介しています。ところで今回の追加の売りは近江の紹介です。いつもは鄙びた場所としてちょっと横に置かれていた近江がとうとう著者によって紹介されます。もっともその中身は著者による京都の紹介とは異なり、近江の食の紹介なども表面をなぞった感がぬぐえませんが。著者の視点は、田舎の一箇所で全ての人生形成を送ったいわゆる「地方の人」の視点ですが、この偉大な田舎、京都の長期的な生存の秘訣(イメージと想像力の喚起、そして何気ない日常の継続の重要性)をさりげなく開陳している点など、うらやましい限りです。なかなかここまで徹することは他の地方都市には難しいようです。ただこの京都も時代の波(京都の媚態)に飲まれつつある点は著者によって指摘されているとおりです。アパートメントホテルの功罪や羊羹、鮎、霜降り肉についてのコメントなど面白い部分が満載です。次は、京都の冬がテーマとなるのでしょうが、冬は寒いので、実用的なアドヴァイスを期待しています。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|