この作では、キャサリンは茶道に凝っていて、茶道具なんかに関することが書かれてますね。キャサリンシリーズでは毎度のことですが、話の中でキャサリンが凝っていることに関することが、長々と書かれてるんですよね。本によっては、事件に関する推理よりそっちの方が多いかもしれない(^-^;;
あと、ネタバレになりますが、この作では、二条院冬子という人物がいます。彼女は12歳。つまり、小学6年生。普通、小学生、つまり子供というのは、傷害・殺人の被害者にはなり得ても、事件の容疑者からは、動機の有無に関係なく、最初から完全に外されているものですが、この作では、彼女に母親という共犯者になり得る人物がいるとはいえ、キャサリンと浜口、刑事の狩矢や橋口までも、彼女を容疑者の1人と見なし、その犯人説を真剣に考え、トリックの仮説まで立てている。小学生までいとも簡単に容疑者の1人と考えるこの作品は、ある意味ではすごいものですね・・・。