京都の四季を彩る「花」を求めて社寺を巡る楽しみを見つけました。どうも今まで大切な物を知らないままに過ごした感がします。
この本は、京都の良さの全てをご存知の水野克比古さんが撮られた「京都の花」の集大成とも言うべき写真集です。どのページを開けてもため息がでるほど素晴らしい花のショットで埋め尽くされています。
4月の金戒光明寺の染井吉野桜に始まり、千本ゑんま堂の普賢象桜の散った写真で終わっていました。どの写真からも花の魅力とその花々に彩られている社寺を鑑賞できるようになっています。
観光寺院の佇まいは四季の変化がありません。ただ、最高の日に、ベストポジションとプロフェッショナルの感性があればかくも美しく艶やかに咲き誇った花の姿を見ることが出きるのですね。写真を撮る方には、アングルの参考になりますし、目移りせずねらいを絞れるという効用もあるでしょう。
妖艶な花もあれば、可憐な花もあります。多くの人に愛でられるものもあれば、ひっそりと散っていくものもあります。自然の美に対する日本人の感性は、格別だと思っています。
地図も掲載してありますし、各ページには各社寺の連絡先、拝観料、交通案内が記載してありますので、京都の花を巡る旅のガイドブックとして重宝すると思います。