登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
京の春爛漫 ここに極まれり ,
By
レビュー対象商品: 京都桜百景 (SUIKO BOOKS) (単行本)
京都は様々な桜の名所が点在しています。なにげないところでも素晴らしい桜並木が続いている所もあり、散歩をするだけで楽しい季節です。本書は、御香宮神社、六孫王神社、城南宮の桜に始まり、常照光寺の桜で締めくくられています。丁度京都の百箇所の名桜を取り上げ、橋本健次と中田昭の2人の名カメラマンによって見事な桜の写真が綴られています。 千本釈迦堂の枝垂桜の「おかめ桜」も美しく撮られていました。千本ゑんま堂の普賢象桜も珍しい姿を披露しています。平野神社の魁桜や仏光寺の枝垂桜や平安神宮の紅枝垂桜のほか、原谷苑の豪華絢爛とも言える桜まで美しい写真でうめられています。 残念なことに本満寺の桜が掲載されていません。喧騒とは無縁の境内にひっそりと咲く枝垂桜には風格すら漂っている桜なのですが。 桜はソメイヨシノに代表されますが、シダレザクラ、ヤマザクラ、ベニシダレザクラ、エドヒガン、ほか種類も多く見ていて飽きません。妖艶な桜もあれば、可憐な桜もあります。ベストシーズンのベストショットゆえ、長く見つづけても飽きないのは、特筆ものです。 落花盛んな桜を見ることで人生の深遠さに思いを馳せることもあります。日本人の感性と桜のマッチングは、ベストだと言えましょう。川面に映るその桜の可憐さは、やはり見る者全てを惹きつけますね。 梶井基次郎は「桜の木の下には、死体が埋まっている」と書き残しました。そのような文学表現は思いつきませんが、日本人の感性にぴったりの花であることには間違いないと思います。 最高の日に、ベストポジションとプロフェッショナルの感性があればかくも美しく艶やかに咲き誇った桜を見ることができるのですね。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|