今更ながらの感想ですが、本書を読んで、京都や奈良にはなんと多くの世界遺産登録の社寺があるのだろうと思いました。
至る所に世界遺産があるわけですから、見方を変えれば、京都・奈良のガイドブックとどのように違うのか、という差別化が本書には必要になってくるでしょう。
4ページ、6ページというボリュームで一つの社寺を丁寧に取り上げていますし、オールカラーで解説も詳しいとなると、そのあたりの違いは明瞭になりますから、一定の違いは見えてきます。
ライターもカメラマンもそれぞれ沢山の人が関わっていますので、それぞれの項目についての質の均質化は難しい注文となりますが、そのあたりのバラツキが感じられました。
収録されている世界遺産です。
古都京都の文化財(東寺、西本願寺、清水寺、銀閣寺、金閣寺、龍安寺、仁和寺、天龍寺、高山寺、西芳寺、醍醐寺、平等院、延暦寺、上賀茂神社、下鴨神社、宇治上神社、二条城)、古都奈良の文化財(興福寺、元興寺、東大寺、正倉院、春日大社、春日山原始林、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡)、法隆寺地域の仏教建造物(法隆寺、法起寺)、紀伊山地の霊場と参詣道(吉野山、金峯山寺、吉水神社、吉野水分神社、金峯神社、大峯山寺、大峯奥駆道)。
巻末に年中行事、特別公開、花歳時記、世界遺産見学メモ、京都地図、奈良地図、索引が収められていますので、観光ガイドブックとして使えるのは当然の役割でしょう。