「昔から京都に住んでる京都人」については、よく書かれてるのだろうと思います。
しかし、何か常に上から目線で、「よそさんはこれやから・・・」とでも言いたげな内容は鼻につきます。ま、その辺が「いけず」な「京都人」らしいんですが。
特に、ご自分が「料理の鉄人」に出ようか迷ってた、という話をしておきながら、他の料理人が「料理の鉄人」に出たことを「嗤う」くだりは、「目くそ鼻くそを嗤う」を地でいってるな、と思いました。
商売を続けるには昔からのお客さんを大事にすること。これは確かにそういう一面もあるでしょう。しかし、京都という世界的にも恵まれた観光地に立地していることを忘れてはるんちゃうの?と思うような傲慢さも見え隠れします。料亭に来る「よそさん」を「嗤う」割には、しっかりと料金は頂く訳で。結局、観光客に儲けさせてもらってるんでしょう?
本当にお客さんを大事にするなら、京都の作法のひとつでも教えて帰してあげればいいのに。そうでなければ、「一見さんお断り」にでもして、首尾一貫した態度をとりなはれ。
まぁ、このあたりの「がめつさ」も京都人らしいといえばらしいのですが。
極めつけは、ホームレスを「好きでやったはるんでしょう?」と言いきるあたり。傲慢ですね。
自分が“たまたま”京都の老舗料亭に生まれたことに対する感謝も感じられないし、他の人を思いやる気持ちも感じられません。
自分は、「菊乃伊」には絶対行きたくないな、と思いました。
著者の人間性を考えると☆ひとつ、と考えましたが、ある意味確かに「京都人」を書いてもいるので、冷静に☆ふたつとしました。