京都に住んでもう随分になるが、こんなに恐ろしいところだとは思わなかった。
本書の基本コンセプトは「よそさん」である。京都人は外来者をよそさんと呼んで排除する。単に力で押し返すわけではない。何とも言えない複雑でぞっとする方法を採るのだ。その排除の仕方が、さまざまな場面で克明に描き出される。おばんざい、水、喫茶店など11項目にわたり、京都人の京都人らしさが暴露されている。
踏み込んではいけないこと、気付かなければいけないことなど、実に勉強になった。これを参考に、これからは穏便に京都で暮らしていきたいと思う。