京都、大阪、神戸の近代建築を
50のコースで紹介したガイドブック。
1点1点の写真は小さく、
建築写真集として楽しむものではありませんが
掲載点数が多いので、気になりません。
著名な建物だけではなく
無名の小建築、駅舎、橋梁なども紹介され、
各コースに地図もついていて、
近代建築めぐりのお供には、格好のもの。
JR大阪環状線の寺田町駅南口など
著者のマニアックな視線も、うれしいです。
関西の近代建築ガイドは、多数刊行されていますが
本書は、三都の近代建築が
コンパクトに理解できるので便利です。
欲をいえば、「名建築」というカテゴリで、
戦後まで入れるとキリがないので
せいぜい1960年代までで、よかったのでは。
しょっぱなから
お説教じみた忠告と
愛妻弁当のノロケが混在した
著者の「はじめに」を読まされ、少し興ざめ。
こういうのは「おわりに」がふさわしいかと。