京都ロマンチック案内の書名の通り、一味も二味も違う京都の魅力が詰まっている本でした。甲斐みのりさんの豊かな感性が審美眼を形作り、京都のアイテムを厳選して掲載してあります。書かれているエッセイの一つ一つが詩情に満ち、「乙女」の恋心が時折顔を覗かせますので、読んでいてふっと和む感じがこの本を特徴づけています。
レトロな空間、可愛い小物、オシャレなブティック、静かな社寺、そして恋の話。ありきたりなステレオタイプ的で画一的な京都のガイドブックとは違うコンセプトで創られています。甲斐さんの好きなモノを選んでいたらこうなりました、という玉手箱のような編集がなされています。万人受けする京都ではなく、このような嗜好を好む方には愛読書になるのではという予感がします。
目線や視点が変わるとこうも京都が変貌するのですね。見えているようで、知っているようで、全く未知との遭遇、といった感覚で読み進めました。結構新鮮で飽きません。
内容は以下の通りです。
1 京都乙女ごはん レストラン・お持ち帰り・カフェ&喫茶店(食事、お持ち帰り、カフェ・喫茶店、お菓子)
2 京都乙女散歩 お寺と建物めぐり・ホテル&宿(お寺とそのまわり、レトロ建物めぐり、お守り、ホテル・宿)
3 京都乙女雑貨 暮らしの道具とおしゃれ案内(暮らしの道具、生活雑貨、おしゃれ)
4 京都いろいろ もっと京都を知るために(京都今様乙女文学、京都乙女書籍、京都乙女映画)