京都で作ったり売られているごはんの「おとも」をまとめて1冊にしています。有名なお店の商品もありましたが、聞いたことのない品もあって京都の奥深さはとてつもない広がりがあると思いました。らくたび文庫はハンディですし、廉価ですから、旅行の際に持ち歩いても苦になりません。
京都観光の途中に立ち寄っても良いようなお店の商品ですし、居ながらにしてお取り寄せができますから、通販カタログのような役割も果たせそうです。地図も掲載してありますし、全国発送の可否も載っています。漬物・ちりめん・昆布・みそ・黒豆・納豆・佃煮・生麩など多種多様な商品が並んでいました。
漬物などは、本書に掲載のお店でなくても美味しいところは一杯ありますし、かえって広く知られていないお店のほうがリーズナブルな場合が多いので、観光地ではない地元の商店街に寄ってみて味見をしてから購入すればよいと思います。自分の舌を信じてチャレンジしてください。そうすることによって新たな京都の魅力を得ることができるでしょう。
もっとも、そういう手間を省く意味において、本書のような指南書やガイドブックは有効で、手っ取り早く京都の味を楽しめるようになっています。
いずれにしてもご飯がすすむおかずばかりですから、当たり外れはありません。かんたんレシピもいろいろと紹介してありますので、料理にも挑戦してください。
なお、巻末の地図は本文に掲載された順ですので、比較的近くにあるお店であってもそれぞれ気がつかない場合がありますので、その点は注意が必要でしょう。例えば、「はれま」「津之吉」「半兵衛麩」「京料理 道楽」などは近くですので、それぞれ一緒に廻っても良いと思います。なお、49ページの「竹中罐詰」だけは日本海の宮津市にありますので、お取り寄せはできますが、訪れるのは容易ではありません。