京都には伏見という日本酒メーカーのメッカがあるわけですが、それ以外の場所にも様々な地酒を作っている酒造会社があることを本書で知りました。
1つの酒造会社を2ページから4ページの分量で豊富な写真で紹介しています。蔵元いちおしのお酒(量、値段、原料米、精米歩合)や代表的なお酒の味覚の特徴が記してあります。創業、住所、電話、HP、酒蔵の内部の見学の有無、マップなどの基本情報は全て掲載済み。
困ったのは、本書を読めば読むほど、それを味わいたくなることでした。当然本書の中に、70ページで紹介してある「山国屋 細見酒店」のように京都の蔵元の10社ほどのお酒を扱う店も紹介してありますので、そこへ行くか、ネットで注文すれば味わえるようです。
また10ページに伏見の酒蔵マップがありましたが、こちらが考えている以上に広い範囲に会社が分散しており、これをたどる旅もまた良いのかなと思わせるものでした。外観も素敵ですし、内部見学できるところや利き酒ができるところや博物館もありますので、観光にもいいですね。
伏見の酒蔵の歴史など簡単に読めるコラムも挿入してありました。46ページの「伏見夢百衆」は一度訪れたいと思っている場所です。昔は解放してなかったのですが、良い試みですね。俳優・佐々木蔵之介さんの実家・佐々木酒造の紹介もあり、読み物としても多彩でした。
本書の内容です。米から日本酒ができるまで、伏見の蔵と酒、洛中と周辺の蔵と酒、丹後・丹波の蔵と酒、酒造りの歴史と文化を知る、蔵元おすすめの店、「お燗」のススメ。