2004年10月リリース。現在は文庫化されていて2009年10月5日リリース。文庫の方は内容が2009年10月現在にアップデートされている。
筆者は8年間京都に住んでいたようだ。はじめての一人暮らし・アルバイトそして恋愛をその間に体験したらしい。で、その後京都を離れ、東京へと移り住んでいる。この最も多感な時期を京都で過ごし、その後離れた視点から京都を見たというスタンスが絶妙にこの本の中で効いている。生まれてからずっとの京都でもなく、取材に訪れての京都でもない。その視座がすばらしい。
日本に生まれながら、京都はなかなかに遠く深い。その中で彼女の視座から観る京都は森見登美彦氏の京都ともダブって、そこに息づいている『文化』を感じさせてくれる。非常に爽やかな一冊だ。