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京セラ悪の経営術―急成長企業に知られざる秘密
 
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京セラ悪の経営術―急成長企業に知られざる秘密 [単行本]

滝本 忠夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

著者が京セラに入社してもっとも驚いたこととは、その徹底したケチケチ経営である。入社した当初は、「会社経営をこのようにしているので利益が上がるのだな」と思っていたが、京セラを離れた現在、この考えはまったく違っている。現在は、「稲盛名誉会長が従業員に支払った給料の回収手段である」と理解している。

内容(「MARC」データベースより)

社員にただ働きをさせるノウハウ、不祥事を起こした官僚の天下りなど、京セラと「経営の神様」と仰がれる稲盛和夫名誉会長の知られざる実態を、元京セラ社員が自らの体験を交え語る。

登録情報

  • 単行本: 235ページ
  • 出版社: イーストプレス (1999/11)
  • ISBN-10: 4872571827
  • ISBN-13: 978-4872571820
  • 発売日: 1999/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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46 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 次来
形式:単行本
どれほどのカリスマと言われる経営者が経営しようと、どれだけの良い経営を目指したとしても、負の側面というのは存在してしまうものだ。

稲盛氏について言えば、美辞麗句、賞賛で並べられた書籍が圧倒的大多数を占めている。

経営をするに当り、そういったプラスの側面ばかりを見ていては後ろに隠された闇の部分を見過ごしてしまい、改善や改良を重ねていかなければいけない部分や足元の部分というものが分からず仕舞の独裁経営、裸の王様経営をしてしまう事になり兼ねない。

そういった意味では稲盛経営における負の部分を表に出したという事で評価のできる書物ではある。

しかし、ここに著された事がそれほどの悪なのかと言われるとそうは思えない。情けない事にこういった事は他の企業でもかなり悪質に行われている事例であるからであり、悪質度が更に高かったりする。一企業というよりも資本主義社会全体での問題であるという風に感じた。

筆者の言わんとする事は尤もな事で理解できるが、著者はあまりにも職人肌で潔癖症に過ぎる方であるように感じた。日産系(かつては労働組合が強く負け組みの象徴であった)の企業から京セラへ転職された事もカルチャーショックとなって現れて恨み節となってしまったのではないだろうか。

企業である以上、利益至上主義にならざるを得ない事であり、特に採算割れをしてしまうが未来の可能性を探る為に必要とされるような事業については、どうしても公的な資金が必要とされる所である。本書に書かれた事に関していうと通産省が出した補助要件の打出し方が元々まずかったように思う。

優良企業に隠された負の側面というものを探るには一読されても良いでしょう。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
愛憎 2010/5/29
形式:単行本
京セラの赤字事業部の内情というものがよく書けている本だと思う。
私も京セラの赤字事業部での職務経験を複数持っているので、
著者の言い分にはかなり共感出来る。
ただ、一般の人にいまいちピンとこないだろうな、と思うことは、
京セラではこのような赤字事業部は圧倒的に少数派だということだ。

京セラのアメーバー経営は、実際は強固な縦割りの事業部組織があり、
その中で更に組織が細分化されている。
これは利益を出し、事業を継続させる上で効果のある手法であると思う。
欠点として、黒字事業部と赤字事業部では、同じ会社でありながら、
そのメンタリティーに大きな差が生じやすい。
黒字の継続は高い帰属意識を生み、それが次の発展を支えるが、
赤字の継続は責任転嫁の文化を生み、組織が硬直していくものである。
これをひっくり返すには、京セラの場合、とにかく黒字化が特効薬
なのだが、それが能力の高い社員への過剰な負荷を生み、
社員自身が疲弊していくという悪循環を生む。
以上は、私個人の考えだが、本書ではそれを伺い知ることが出来る。

著者は、本来純粋で心根の優しい人物なのだろうと思う。
その性格により稲盛氏に心酔し、一方現実の環境の劣悪さにより、
本人の中で巨大な軋轢が生じてしまったように感じる。

発行当初、本書は京セラ社内でも噂にのぼった。
私は当時全く興味が無かったが、今読んでみると不思議な感慨を抱く。
ソーラーの補助金の件は、その後明るみになり西口社長(当時)が
謝罪会見をしていたのを思い出す。(本書が発端かは知らない)
2000年以降は、京セラ内部での研修内容も大きく変わっている。
また現在、労務管理は厳しくなり、工場にもよるが、サービス残業は
皆無の状況である。(そのかわり、別のしわよせが出ているとは思う)
ソーラーパネルはプリウスに搭載され、
現実的な形でソーラーカーの実用化を果たしている。
また、京セラは休職者に対するケアも手厚いと感じる。

これらが全て、本書との不思議な相関関係を感じ、
私は著者に対して感謝の念を抱くのと同時に、
著者が明るく元気に社会生活を送られていることを、願ってやまない。
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70 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
企業版の教祖 2004/1/17
形式:単行本
恐ろしくなった。京セラと言えば超優良企業で、稲盛和夫氏と言えば、仏門に入ったとか聞いていた。松下幸之助や本田総一郎のように立派な人物かと思っていたらとんでもないではないか。
この本を読み終えた後、京セラの知人が死んだことを聞いてショックを受けた。特に過労死とは認定されていないが、業務は過酷だと聞いていた。

何よりも頭に来たのは、このような悲惨な環境の職場の頂点に立つ人物が仏門とか言っていたり、経営論を解くことである。
アメリカでも、リストラを断行するCEOが高く評価されると聞く。そう聞くとこの国もひどくなったと思わざるを得ない。

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